第3章・SAO(地下世界決闘)

第3章 第1話  新たな旅立ち

「タカラ君!…起きてー」「うぅーあと五分だけ…」「起きなさい!!さもないとアレしちゃうよ?」「は、はい!アレだけは!!…あれ?師匠…ここはどこですか?たしか虹色の光に包まれて…」「ガヤガヤ…ざわざわ…」「外!?しかもプレイヤーが居るってことは…つまりここはアイングラウンド!?」「そうみたいだよ…でもお兄ちゃんたちがいないの」「きっと強制ワープしたとき、バラバラに飛ばされたんでしょう」「早く合流しよう!」「そうですね、早くアレフガルドに行ってゾーマを倒しに行かないと行けませんし」「ゾーマってラスボスだったよね、そのアレフガルドにはどうやって行くの?」「バラモス城の傍に、ギアナの大穴というものがあってですね、そこからアレフガルドにいけるんですよ、そしてそこには未来でロト装備と呼ばれる伝説の武具もありますからね」「よーし!」「それじゃー」「なにか食べよう!」「ズコー!…師匠!!」「なに?」「なに?じゃありませんよ…キリトさんたちを探すんじゃないんですか?」「だってお腹空いたんだもん!」「……はぁーわかりました、ここで待ってますから行ってきてください」「タカラ君来ないの?」「着いていって「また」親子とか、カップルなどに勘違いされるのは勘弁ですから」ぷくー「!?どうしたんですか師匠、そんなに口を膨らませて」ガシッ!「へ?」「忘れてないよね?約束…なんでも言う事聞くやつ」「あーそういえばそんなこと言ってましたね、僕」「ってことで着いてきてー!」「分かりましたから!そんなに大声出さないでください!周りから変な目で見られてます!」「それじゃー行こ!」「はい…」ということで僕は師匠に手をつかまれ、町までダッシュする羽目になったのであった…(不幸だー!)

それから師匠に僕は振り回され、「仮想世界に戻ったからカロリー気にしなくていい!」ということでお腹がいっぱいになるまであれこれ食べた師匠は、町の中にあった公園の芝生で寝てしまった…「はぁ…まったく師匠は…いくら僕が居るからって無防備すぎなんですよ…まさかいつもこんな感じなのでは!?」チラ「すぅーすぅー」「さすがににそれは無いか…にしても男の子の前でよく寝れますね、僕だったら無理だね、寝る子は育つ…か、」「ねぇねぇ君!」ビクッ!「あーごめんね!脅かしちゃって、ボクの名前はユウキって言うんだけど、なんで君リーファの傍にいるの?君は悪い人には見えないから、別に変なことをしようとしてるようには見えないけどね」「えっとーその…僕はタカラっていいます。リーファさんの弟子で、師匠と呼ばせていただいてます。今は師匠が勝手に昼寝を始めてしまたので、見守ってます」「タカラっていうのか、よろしくね!にしても君も大変だね、でも知らなかったよリーファが師匠になってただなんて。どうしてリーファの弟子になったの?」「それは…命の恩人であるのと、僕に剣を教えてくれた人なので」「なるほど、ねぇタカラ!僕とデュエルしよ?」「え!?いやいやいやそんな!絶対勝てませんよ…11連撃OSSを生み出せるような凄いあなたデュエルだなんて」「腕試しだと思えばいいよ、それに君がどのくらい強いのか知りたいしさ」「でも…(僕が異世界から来たなんて言っても信じてもらえないだろうし、かといって戦えば恐らく血が…でも回復すればいっか!)ではお願いします!」「よーしやるぞ!あ、でも手加減はするから安心してね」「はい!よろしくお願いします」こうして僕はかつて現実世界で憧れていたALO最強の剣士、ユウキさんと戦う事になった。

そして僕はとりあえず月詠み剣を抜き放ち、ユウキさんと対峙する。そしてデュエルのカウントが始まり、「3・2・1・デュエル!!」のサウンドが鳴った瞬間に僕は地面を勢いよく蹴り、剣をまっすぐに突き出した、(この世界に魔法は存在しないから呪文を使えばパニックになる…そして二刀流は隠し玉として使わない…しかもソードスキルを無闇に使えば、すかさずユウキさんの反撃が来る…剣の実力だけで勝つしかない!)「せい!」キンっとあっさり弾かれる「これなら!」横切り、だがカァーンっと弾かれる「甘いよ!」と言って繰り出してきたユウキさんの連続切りをキキン!っとなんとか受け止める、「タカラ!中々良い剣筋だよ!」「ありがとう…はぁはぁ、ございます」「あはは、そんじゃー来い!」「せあぁ!!」という気合と共に、飛び出しながら、僕は月詠み剣の能力を使った。すると「えっ!なにも…見えない…ッ!デバフアイコン!そういうことか!」とユウキさんは驚きながらもすぐに状況を理解している、そこで2本目の剣として蝶舞の剣を装備して、こっちの能力も発動させる、そして重さが世界から消え去ったところでスターバースト・ストリーム(二刀流上位16連撃ソードスキル)を発動させたが、次の瞬間予想外の出来事が起こった。何が起こったかというと、ユウキさんは神速の16連撃全てを、パリィ(弾く)とステップ回避で無効化して見せたのだ、「そんな!」「ふっふーん、ボクはほとんどのソードスキルのモーションを記憶してるからね、目が見えないとはいえ、空気の振動や音で分かるよ」「………(次元が違うよ、これ本当に女の子?)」そして長い硬直の間に反撃されると思ったのだが、突然「ユウキ!ちょっと待って!」という声がして、「アスナ…さん?」が現れた「タカラ君!!一体なんでこんなところでユウキとデュエルしてるのよ!それになんでリーファちゃんはお昼ねしてるのよ!」「えっとーそれには深いわけが…」「ねぇアスナ、ごめんけど今デュエルしてるからちょっと待ってね」「ダメダメダメーー!!」「アスナ…?」「ユウキ!あとで説明するからとりあえずデュエルは中断して!」「う、うん…わかった」「ありがとう…それじゃとりあえずみんなこっちに来て、キリト君もリーファちゃんを起こしてね」「了解…ユイ、どうやって起こそうか?」「パパ、ほっぺをつんつんするのはどうでしょうか?」「よし!そうしよう、おーいスグ、起きろ」ツンツン「うーん…ふぇ!?お、お兄ちゃん!?」「なんでお前はこんなところで昼寝してるんだよ…」「えっとーそれには深いわけが…」「タカラと同じこと言ってるぞお前…まぁーいい、ちょっとこっちに来い」「はーい」

町にあった宿屋                                           「……というわけでタカラ君は異世界というか、別世界から来た勇者で、イマジネーターを倒して元の世界に戻るために、世界を転々とし、力をつけるために魔王を倒したりしてるんだけど…この間バラモスっていう中ボスみたいなのを倒して、下世界に行って大魔王ゾーマを倒しに行くはずだったんだけど…なぜかこっちに戻って来ちゃったのよ、しかもみんなバラバラに飛ばされてね。そして今に至るのよ」「ちょっとビックリだけど、血が出たりするんじゃ仕方ないね…ってことでボクも協力するよ!」「だめよユウキ!あっちの世界に行けば私たちもシステムの保護が無くなるって言ったでしょ?だからもしユウキの身に何か起こったらどうするのよ!それでユウキが…ユウキが死んじゃったらどうするのよ…グスッ…」「アスナ…でも大丈夫!自分の身ぐらい守って見せるよ!それに忘れたの?ボクがどれだけ強いか、」補足ユウキはALOで絶剣と呼ばれるほどの凄腕剣士で(キリトさんより強い)紫のロングに赤いヘアバンド・白い肌・紫基調のワンピースを着ていて・わんぱく・ボクっ子・11連撃という破格のOSS、その名も「マザーズ・ロザリオ」を生み出した超凄い女の子なのだが、実は現実世界ではHIVに感染おり、その他にも難病を複数抱えている、そしてナーヴギアを改良して創られた医療マシン、メディキュボイド(これはリミッターがないので、脳とのシンクロ率はほぼ100パーセント)の被験者で、3年間一度も目覚める事も無く、VR世界にダイブしていた。(これが強さの秘密)そしていつ死んでもおかしくない状態であったため、ギルド・スリーピングナイツの名をこの世界に残すために、ALOで出会ったアスナさんとデュエルして力量を認めて協力してもらい、色々困難はあったが無事MMOトュモローという世界最大ネットニュースに乗ることができ、恩人で親友となったアスナさんに「マザーズ・ロザリオ」を託すのであった。しかしそのまま他界すると思いきや、状況は一変し病状は快調となり、今もなお病気と戦い続けている。(ちなみに原作ではちょっとお話の内容がちがうため、ゲーム版のストーリーということにしてます)

「でも…危ないよ!ここはSA:Oだからステータス的にもALOのような無敵っぷりは発揮できないし、OSSだってないのよ?」「あ、それに関しては問題ないですよ」「え?タカラ君、それってどういうこと?(ユウキ)」「僕はシステムの保護を受けない…つまり逆に捕らえればシステムの制限も受けないことになります、」「ほんと!!じゃあボクのマザーズ・ロザリオも…」「はい!それにその技は現実で何回も練習してますし、蝶舞の剣の力ならきっと再現できますよ」「これで文句はないでしょ?アスナ!」「え、えぇ…だけどやっぱり心配だよ!いくらOSSが復活するからってステータスはどうしよも無いでしょ?ここはALOとは違ってレベル制なんだから」「でもアスナたちは危険なところに行くのに、ボクだけ安全なとこにいるなんて嫌だよ!」「ユウキ…」「あのーアスナさん、ユウキさん…」「なに?タカラ君」「そういうことなら僕1人で行ってきますが…」と提案したところ「「「何言ってるの!!」」」と3人同時に叫ばれ、ビックリした僕は椅子から転げ落ちた。「イテテ…だってそうすればアスナさんの願いもユウキさんの願いも実現できるじゃないですかって師匠?僕の襟をつかんで何してるんですか?」ガシッ「ちょっとこっちに来て…」「あ、はい」ズルズル…

「タカラ君…あの日言った事、もう忘れちゃったの?」「い、いえ」「なら、言いたいことは分かる?」「???」プルプル…「師匠?なんで震えてるんですか?」「だ・か・ら!私たちはタカラ君の力になるって決めてたの!」「それは知ってます…」「だから私たちはタカラ君に着いて行くの!分かった?わかったんなら1人で行くとか言わないでよね…」「はい、すみませんでした」「素直でよろしい!」「で、でも師匠は連れて行くとしても、ユウキさんは流石に連れて行けませんよ…万が一の事もありますから」「その時は…タカラが守ってくれればいいんじゃないかな?」「ユウキさん!?いつからそこにいたんですか!」「えへへ、最初っからだよ?それにしてもリーファがタカラとそんな約束を交わしてたなんてね、もしかしてタカラのこと……だったりして、」プルプル「し、師匠?だいじょ…」「あーもー!!なんでこうなるのよ!!」           その後めっちゃ苦労した。

第3章 第2話  師匠…勘弁してください!

ちゅんちゅん…「う、うーん…もう朝か、ん?」「すーすー」(寝巻き姿の無防備師匠)「!!??」(落ち着けー落ち着くんだ自分よ!なんで師匠が隣で寝ているのかを思い出すんだ!えっとー確か昨日の夜に…)「やったー勝った!タカラ君よ、罰ゲームだー」「じゃんけんで…この僕が負けた…勇者なのに」「にひひ、どんなお願い聞いてもらおうかなー」「お手柔らかに…」「ねぇねぇタカラ君の苦手なものって何?」「えっとですね、結構沢山ありますよ。真っ暗なところ・ホラー系・苦い、辛い、すっぱい・女性・高いところ・こちょこちょ含め肌を触られること・虫・気持ち悪い生き物・汚れる事・1人でいること・みんなの前に立つこと・高い音などその他にもありますよ?」「ふーん…ってちょっとまって?弱点というか苦手なもの多すぎない!?タカラ君勇者でしょ?」「いやー元々人間だったので、魂となって勇者となったとしても基本能力以外変わりませんから」「ふーん、それじゃ、今後のためにも女性に慣れよう!」「ちょっと待ってください!さすがにそれは一番の課題ですから克服は難しいかと…」「だからこそだよ!そんなんじゃ彼女できないよ?」「まず元々できないから大丈夫です」「この先どうするの?」「気合と根性でなんとかします」「女性の敵が現れたら?」「…えっとーそれは…「……決定!!」「…え?ええーー!?どうかその特訓だけはー」「問答無用!」「今日はとっても不幸だー!」「でも安心して!特訓といっても簡単だから」「何すればいいんですか?」「私と寝る、そして…「却下です」「なんで!?あと即答!?」「そういうことは恋人がするようなことです!主従関係にある僕と師匠ではやってはいけません!」「この間一緒に寝たのは?」「あれは…なんでも言う事聞く約束でしたから」「ふーん、っていうか普通男子だったら喜ぶはずなんだけど…」「僕は女性にいい思い出がありませんから…トラウマだってありますし」「そうなんだ…タカラ君、もっとこっちに来て…」「は、はい」「それ!」ボフン!と師匠にベッドへ押し倒される「ちょ、師匠?一体なにを…」「決まってるじゃん!トラウマが上書きされるぐらいいいことをするんだよ!」「どうやってですか?」「アスナさんたちがしてそうなこと…」ガタガタ(嫌な予感)「し、師匠…だからそういうのは恋人になってから」「えーい!!」むぎゅ(む、胸が当たってる!やわら…イカン!こんなのダメだ!って緊張しすぎて声が出ない!?やばい…このままだとまた…気絶して)「どう…かな?クラインさんから教えてもらったのをそのままやってるんだけど…」「…」「もしかしてまた気絶しちゃった?」「ま、だかろう…じて意識、は…」「えい!(むぎゅー)」チーン…

(思い出した!師匠に胸で潰されて、そのまま気絶したんだ…そして師匠はそのまま隣で寝たのか、おのれ師匠め…いくら師匠とは言え、やっていいことと悪い事があるでしょ!しかも信頼してるからなのか、僕が小さいからなのかは知らないが、家族以外の男性と寝るだなんて…起きたら説教しないとね、じゃないと万が一師匠が他の人に同じような事して、寝込みを襲われたら…)(タカラ君…結局気絶したっきり起きないし、今隣に私が無防備に寝てるってのに何もしてこないなんて…本当に男子なのかな?それとも勇者だから我慢してる?それとも真面目なのかな?とにかくここはタカラ君を試してみよっと♪)「むにゃ、ん?抱き枕…」ダキッ(!?ちょ、僕は抱き枕じゃないですよ!?ってまた緊張して動けず声出せず…あーもう!こんな状況誰かに見られたら誤解を招く!どうにかせねば…)(なにも…してこない…だと!ぐぬぬ…こうなったら「へくしゅん!(僕)」「うわーっ!!(私)」「起こしちゃいましたね、ごめんなさいm><m」「いいよ、気にしないで…タカラ君が優しいってことが分かったから…///」「?僕なんかしましたか?」「なんでもなーい///それよりもさ、タカラ君…」「なんですか?師匠」「もし誰か女の子がタカラ君のこと好きだって言ったらどうする?」「…そんなラッキーイベント起きませんよwでも、もしもそんなことが起きたら…誰であろうと基本いいよっていいますね、」「誰でも!?」「はい、だって振ったらその子の気持ちを踏みにじっちゃうことになりますからね、そういうの嫌なので。ちなみにこれは昔からの僕の考えです」「……そっか、タカラ君らしいね、」「そうですか?」「うん、そう思うよ!」「でもなんでこんなこと聞いたんですか?」「なんとなく聞きたかっただけ、それよりも早くアスナさんのご飯食べに行こう!ユウキも待ってるよ」「はい、分かりました師匠!」(なんか忘れているような…まぁーいっか)                                   魔王城

「バラモスよ、勇者の近況について報告するのだ」「ハッ!まず、勇者は新たな仲間を増やし、オーブを無事6色そろえる事に成功し、赤・青・緑の感情に目覚めました。さらに計画には存在しない謎の機械を入手し、モンスターを仲間にしております。そしてなにより気になるのが、性格が別人となってしまっていることです!」「ほう、約2525兆年の間になにがあったのだろうか」「それについては見当がついてます」「うむ、報告は以上か?」「いえ、あともう一点重要なお知らせが!」「重要?」「はい、この間勇者と手合わせしたときに、一瞬なのですが…なんと勇者の目がかつてのように無限の銀河のごとく輝いており、また服装も多少ながら昔に戻っていました!」「なんと!それはそれは…よし、イマジネーター様にご報告だ!」「承知いたしました、ゾーマ殿」「勇者タカラ…か、」

第3章 第3話  まだまだ仲間は増える…(何人パーティーになるんだろう…)

そんなこんなで師匠に振り回されること1週間…散々な目に合わされまくったが、なんとかみんなと合流する事ができ、さらに町で出会ったストレア・フィリア・セブン・レイン・プレミア・アルゴ・ユウキ・さんたちが仲間に加わり、世界を救うために協力してくれる事になった。(キリトさんのハーレムっぷりすごい…だって全員女の子…心臓持つかな?)「よ…よろひ、よろしぐおねぎゃい…しましゅ!」「タカラ君…いくらなんでも緊張しすぎだよ、特訓の成果を発揮しないと!」「特訓?リーファっちよ、一体どんな特訓をしたんだ?(クライン)」「えっとですね、まず添い寝に///」「ッ!?うわーー!!わわわー!」「ど、どうしたの!?」「師匠!それは言わないでください!」「えーいいじゃん特訓なんだし…ぶーぶー」「恥ずかしいから言わないでください!」「はーい」「タカラ…おめー添い寝だと!詳しく教えやがれ!」「クラインさん!今聞いたのすぐ記憶から消してください!それとこれはあくまで特訓です!!」「で、結局添い寝はどうだったんだ?」「さいこ…ってからかわないでください!エギルさん」「タカラ君…今最高って言おうとしなかった?」「誤解です!アスナさん!」「まぁリーファは母性に溢れているものね、小学生のタカラが堕ちてとうぜんよ」「堕ちてなんかいません!あとシノンさん、今小学生って言いましたか?僕は15歳で現役中学生です!」「「「え?……えええーー!?」」」「そんなに驚かれると傷つきます…」「ま、まぁーシリカやセブンがそうだから納得はできるけれど…」「「リズさん納得しないでください!」」「まぁーみんな、タカラが涙眼だからとりあえず落ち着いて」「そうだよーこのままだとタカラがないちゃうよ」「ストレアさん!フィリアさん!こんなんで勇者は泣きません!」「よしよーし、泣きたいなら我慢せずにこっちにおいで、恥ずかしいのなら後で私の部屋においでね♪」「レインさん…」(感動)(まずい…スグからとてつもないオーラを感じる、きっと2人の会話を聞いて嫉妬してるんだ!しかもタカラは気づいていない…どうにかして話題を変えないと(キリト)「タカラさん、リーファさんが嫉妬していますよ?ちゃんと構ってあげてください」(しまった…感情のスペシャリストである我が愛娘がいることを忘れていた!まずい、非常にまずい状況になってしまった)「そうだねユイちゃん、すぅーはー。師匠!…そのーあとで…あとで膝枕してください!///」(よくやったタカラ!しかし顔がかつてないほど赤いぞ…)「ふふ、タカラくん…待っててね!添い寝でナデナデしたときよりも幸せになるぐらいの膝枕をしてあげるから!!」「頑張ってねってええー!?そんなことしたの!?(リズ)」「はっ!つい言っちゃった…テヘ♪」「師匠…(ゴゴゴ…)」「ごめんなさーい」(スグが逃げる)「今すぐお部屋に行きますね、師匠♪あとレインさん、もう元気なので大丈夫です、お気遣いありがとうです」(ニコ二コ)(((タカラ…怖っ!)))と思った一同であった。その後かつてないほど凄まじい説教が聞こえた…

翌日の朝「はぁ、どうやったらアリアハンに戻れるんだろう…」「タカラ君…そんなに速く魔王を倒して私と離れたいの?(うるうる)」「そういうことじゃありません!僕だってみなさんとサヨナラは嫌ですよ///」「おお、朝からかっこいいこと言ってんなー」「クラインさん、おはようですって聞いてたんですか!?お願いですから誰にも言わないでください」「おはよう。あ、そうそう!この間よ、村でナンパしてたらよ、どうにもでっけー魔法陣が北の泉に出現したっていううわさを聞いたぜ」「ほんとですか!よし、師匠いきますよ!!」(無意識に手を掴む)「え?ちょ、待ってー(手…繋いでる…///)」(タカラ、おめーはまたひとつ成長したぜ!その調子で頑張れよ!「ってやべ!一番重要なこと伝え忘れてた…」

北の泉                                              「ここですね、確かに魔法陣があります。間違いなく僕がこれまでワープに使ってきた魔法陣と同じです」「ねぁ、タカラ君?なんか泉からでっかい影が見えるんですけど…」「影?ほんとですね、ネイムドモンスターでしょうか?」「ザッパーン!!…ぎゅるああー!!!」「「……でかすぎーでしょ!?」」「師匠、ここは逃げましょう!僕たち2人だけでは到底かないません!」「賛成!タカラ君!波に飲み込まれるからルーラ使って!」「了解!ルー「バッシャーン」きゃぁーー!(ぶくぶく)」「師匠!!そんな…ししょーー」(タカラ…君…どうしよう…泉に引きずり込まれちゃった、私泳げないのに…)しーん「……許さない…絶対…だめ…師匠…渡さない…守る…決めた…だから…必ず…助ける!」そう硬く硬ーく決意した僕は僕も泳げないのに泉に飛び込んだのであった。そしてそのあと溺れそうになったので、「召還…キング!」と叫び犬?であるキングを呼んで、背中に乗り、師匠を助けに行った。

第1章 第4話   ドラクエ2のお話(短編)

※これはドラクエ1で龍皇を倒した後のお話です(要するに過去)

「ここが100年後のアレフガルドか…結構変わったね魔物だっているしさ、装備も青ずくめの主人公衣装だし、無事ワープできたみたいだね、さてと…ドラクエ2は知識に乏しいから手短にすませようかな」ということでお城でのイベントを無視して、レベル上げに励む事5日間…「よし、レベルも7まであがったし、そろそろ…あ、やばい!仲間加入イベント忘れてた、うーん…よし!今からでも町に行ってみよう!」そうして村を飛び出すと、「あのーその服装はもしかして王子ですか?」「え?そうですけど…」そこには全身緑をモチーフにした服装のフェンシング選手みたいな人がいた「やっと会えた!僕はの名前はノルン、ロトの血を引く勇者の子孫です」「僕の名前はタカラ、同じくロトの血を引く勇者の子孫です」「よろしくね、僕回復魔法とか、支援魔法が得意だからサポートは任せてね」「うん、僕は脳筋だから攻撃は任せてね、」「うん、それじゃあ3人目を見つけにいこうか」「そうだね、(3人目って確か女の子だったよなー確か魔物に犬にされてるはずだったね)」それから僕とノルンはいくつかの洞窟と山と川を越え、ラーの鏡を無事入手して、町にいたわんちゃんを鏡に写した、すると犬は赤ずきんちゃんみたいな可愛い女の子へと変化したのであった「助けてくれてありがとう、私の名前は魔法使いコプロン、ハーゴン討伐目指してこれからよろしくね」「よろしく…僕はタカラ…戦士だから…接近戦は…任せてください」「あはは、あいからわず女子が苦手だねタカラは。僕はノルン、主にサポートが得意だよ」「それじゃあ、早速ハーゴン討伐目指して頑張ろう!」「「おーう!」」それからいくつもの村を巡り、数多の敵と戦い、ちゃくちゃくと力をつけた僕らは、1週間後…ついにハーゴンがいる城までたどり着き、とうとうラスボス一歩手前の戦闘が始まるかと思ってたのだが、「城が…無い!?一体どういうこと!?」「さぁ…僕にも分からないよ!タカラはどう思う?」「(きっと…ドラクエ1の時のように、奴の手下がやったに違いない…しかしそれをどう説明すればよいものか)そうだね、きっとシドーが降臨したんじゃないかな?」「「シドーって誰?」」(しまったー!シドーはハーゴンが身を捧げて降臨させるラスボスだから、この世界の人は知らないんだ!どう誤魔化せばいいものか…)「タカラ、前から思ってたんだけど…君は何か隠し事をしてるね?」(やばい…見透かされてる!でも今の発言だけでそこまでバレル!?)「前から不思議に思ってたんだよ、タカラはよく分からない剣技を放ったりしてたからさ、あれはどこの流派の剣技でもない。タカラ…もし何か隠してるのなら、教えて欲しいな」「私もよ、タカラは戦闘中、たまに呪文を唱えちゃうでしょ?戦士だから呪文は使えないはずなのに…それなのにタカラは稀に使えちゃうし、タカラ…隠し事はよくないよ?」(どうする!?いくらなんでも僕が100年前世界を救った勇者だなんて言えないし、そもそも異世界からワープしてきたなんて信じてもらえるはずが無い…一体どうこの修羅場を乗り切ればいいんだ…)「えっと…実は…僕…」「はじめまして、いや…お久しぶりかな?勇者タカラよ…どうやら自分が異世界から来たことと、かつて100年前に世界を救った伝説の勇者であることを説明できずに困っておったのかな?」「シドー!やはりお前異世界から来た奴の手下だな!」「いかにも、今の我はシドーの体と設定を宿した破壊神である!原作ののように死に際のハーゴンではなく、幹部もろとも完全な状態を生贄にして誕生したからな、魔力が溢れ出てきたから暇つぶしに城を壊して貴様を待っておったぞ」「タカラ…シドーの話は本当かい!?君が見た事ない剣技を使えたのは100年前に世界を救ったロトの勇者だからなのか」「ってことはあの時呪文が使えたのも説明がつくわ…しかも異世界からやってきたなんてタカラ…あなたは何者なの?」2人が見つめる中、僕はこう言った「僕の名は銀河 タカラ、異世界より参りしロトの血を引く伝説の勇者…」「そうなのね、それじゃああなたは私たちのご先祖様ってこと!?」「そういうことになりますね」「タカラは何歳なの!?でもなんで王子として…」「えっとですね、それは一定の時間軸にワープして魔王を倒したりしてるので、そんなに年はとってませんよ」「お話中のところ申し訳ないが、破壊神としても、そろそろ戦闘を始めてもいいかな?」「「「どうぞ」」」そうしてドラクエ2最後の戦いが幕を開けたのであった。

かつてのように全身ロト装備に固めた僕は(二刀流ではない)盾で体を隠しながらジャンプして、「ベギラマ!」をシドーに当てると見せかけて、コプロンがうまく操作し、僕の剣にまとわりつかせたところでノルンが「バイキルト!(力2倍増加単体呪文)」をかけてくれて、シドーの苦手な光属性と、火力マックスの渾身の一撃が見事命中し、盛大な爆裂と共に勝利が近づいてきた、しかしさすがは破壊神といったところか、火炎ブレスを放ってきたり、尻尾でなぎ払ってきたりと、中々苦戦を強いられたが、ノルンのべホマラーとコプロンのスクルトのおかげで、善戦に持ち込めた。そして、らちがあかなくなったので、盾を直してドラクエ2最強の剣…雷鳴の剣を装備し、二刀流戦法・チームワーク・必殺技のギガスラッシュの前にシドーは消し炭になった。そうして僕はノルンとコプロンに別れを告げて、ルビス様の所に再び帰ったのであった…

第3章 第5話   師匠救出大作戦

泉に引きずり込まれた師匠を助けるべくキングと共に泉に入った僕は、意外とキングの泳ぎが上手いことに驚きながらも、師匠を懸命に探した。そしてついに「居た!なっ、うそだろ…師匠を攫ったモンスターって…ぬしさま!!??」(説明しよう!ぬしさまとは、その名の通り水を司るハイクラスモンスターで、穏やかそうなクジラに見えるが、実は数々のドラクエ作品で猛威を振るった危険モンスターで、さらにぬしさまは力こそ無いものの、HP・MP・賢さがピカイチという化け物である)僕はぬしさまがこちらに気づく前に先制攻撃を仕掛けるべく、穏便に近づいていったのだが…なぜ気づかれたかは知らないが、「ホゲェーーー」と言いながらぬしさまはこちらを振り向いてきた…しかもその巨体が動いた事によって発生した波に僕とキングは飲み込まれて、力に抗えず、キングと離れてしまった…かなずちの僕は困ったので、「リアクター!」を呼んだ、すると「マスター了解です、手持ちで最も有効なモンスターはホイミスライム、そしてこの水中エリアの横範囲はおよそ5キロ平方メートルほどで水深測定不能、このぬしさまのサイズは通常サイズよりも3倍ほど大きいです。周辺に他のモンスターは居ません、師匠の座標を4Dマップに表示・そしてライトマーカーと音声ナビゲートを開始します。呼吸援助機能はあと5分間です。」という頼もしいアナウンスが聞こえたので、指示に従いホイミスライムを召還して背中に乗り、リアクターが示す場所に進んでいく、そして師匠の座標がぬしさまのお腹になっていることから多分捕食されたと伺える、消化される前に救出したいので、有効打であるライデインを使おうと考えたが…雷属性のため、水中で使えば大変なことになることに気づいたので、やむを得ずわざとぬしさまに食べられて、師匠のところまで行く作戦に変更した。そしてそこらへんにいたキングを回収して、僕はベギラマをぬしさまに当てて注意を引き付けることに成功し、ぬしさまは口を開けて蝶巨大掃除機のように吸い込んできた。そして作戦通りに飲み込まれたところで目を開くと、なんとビックリあたり一面魔物まみれではないか、しかし(なんでここは完全にSA:Oの世界のはずなのに、それに、ドラクエ3にすら登場しないボスがここに?まさかイジタの手下か!だとしたらさっさと師匠を助けて脱出しないと、ていうかこの数はさすがに師匠でもきついぞ…リアクター!)「了解です、マスターのサポートと師匠の救助を優先命令として、手持ちのモンスターを全召還いたします。」すると僕の周りに青い光と共にキングたちが現れて、元気な掛け声と共に魔物たちと交戦し始めた、そしてキング・スライムナイト・ホイミスライムは僕について来るように指示して、師匠の捜索を開始した。それから巨大な洞窟みたいなぬしさまの体内を探索すること20分…リアクターが示すライトマーカーを辿っているが、中々師匠は見当たらない…試しに何度か叫んでいるが、返事らしきものは聞こえない…それに途中何度も魔物と交戦しているので、かなり体力を消耗してしまっているので、(HPと体力は関係ない)とりあえず休めそうなところで休憩することにした。そしてさらに捜索を続けていると、奥から「きゃぁーー!!」という「やかましい!」と叫びたくなるほどの悲鳴が聞こえたので(多分というか絶対師匠ですね)全力疾走で声のする方へ向かった僕が見たのは…長刀を構えた師匠の姿と、対峙するアックスドラゴンであった。「師匠!」「タカラ君!やっぱり助けに来てくれたんだね、きっとタカラ君が来てくれるって信じてたよ!」「助けに来て当たり前ですよ、師匠は僕にとって大切な人なんですから」「それってつまり…「ごがぁーー!!」「話は後にしましょう!今はこやつを片付けますよ」「う、うん!」「キング!同時にベギラマだ!」「了解した、マスター!」するとアックスドラゴンが口から火炎ブラスを吐こうとしたので、「リアクターカウントを頼む」「はい、5・4・3・2・1…今です!」「「うおぉー」」「いっけー2人ともー」そして火炎を吐こうとしたまさにその瞬間、ダブルベギラマはアックスドラゴンに命中し、アックスドラゴンは盛大に爆発しながら後ろに吹き飛んでいった、しかし流石は上級モンスターである、ぬしさま程はいかずともかなりの耐久力である。そしてアックスドラゴンは僕2人分ぐらいの長さがあるオノを振りかざしてきたので、月詠みの剣と蝶舞の剣の力を同時に使い、神速のデュアリベンション(二刀流10連撃ソードスキル)を決めて、アックスドラゴンはその場に倒れた、(しかしこれだけダメージを与えてもやられないのは凄い)するとアックスドラゴンは「ぐるるぅ…」と鳴いて、にこっと笑ってモンスターメダルとなった。

それから僕はルーラで泉の傍までワープした、すると「タカラ!スグ!無事だったか、あのモンスターはくじら?見た事ないな…(キリト)」「あれはぬしさまっていうボスクラスのモンスターですよ」「そうか…どうやらあの魔法陣を起動させるにはあいつを倒す必要がありそうだ、そこに居たクエストNPCから聞いたから確かだぞ(クライン)あと、ボスモンスターが居る事を言い忘れてた、すまねぇ」「そうですか…なら師匠をさらったことを後悔させるとしますか!」「でもALOじゃないし、海で戦うのは難しいわね…(アスナ)」「そういうことなら僕1人で片付けます、なんせあいつはイジタの手下ですから!」「そうか、ならタカラ…任せたぞ!っておーいタカラ?あのー聞いてるか?(キリト)」「すぅーはぁ…っ!!出て来い!ぬしさまに化け、師匠をさらったクソヤロー!!」「「「……(タカラが暴言を吐いた!?)」」」「ぐぉおー!!」「「「そしてぬしさまが出てきたー!」」」「出てきたな、ぬしさまの姿をしたイジタの手下!」「ふふふ…さすがに何回も経験すれば学習するか、」「僕もそこまで馬鹿ではないのでね、師匠をさらったのも僕の感情を高ぶらせるためだろ?安心しろ…ちゃんと覚醒してやるよ!お前を倒すためにね!」「威勢のいいガキだ、ぬしさまのステータスの高さはドラクエをよく知ってる貴様なら分かっているはずだ、貴様のライデインじゃ何発放とうが倒れん!さらに…貴様がこれまで習得した赤・青・緑の感情憑依でさえ倒せんぞ!」「ふーん…ようするに新たに覚醒すればいいんだろ?やってやる…なんせ今俺は機嫌が悪いんでね!」(あのタカラ君が…グレた!?口調も一人称も変わってる…まさか!これがバラモスが言ってた本来の性格!?ってことは記憶が…)そしてイエローオーブを取り出し、「大切な人を守るため…そして、その大切な人を奪おうとする悪を裁くため…今こそ目覚めよ、光の力!エモーショナル・ポジーション・タイプ・ライトニング!」という覚醒の詠唱を行ったタカラ君(愛弟子)は天から降り注いだ雷光に身を包み、黄金に輝く長ーい髪の毛とバチバチいってる2本の角・眩い光を放つ目・背中にはキレのある4つの光の翼・白と黄色を混ぜたちょっと露出の多い服装という格好になり、手には恐らく武器であろう立体型地球儀のような物がある。(浮いてるし、なんかバチバチ言ってる)そしてタカラ君は地球儀みたいなのを超能力者みたいに触ることなく操り、地球儀みたいなのから次々放たれる物凄い雷撃が泉から出られないぬしさまを襲う、「ぐぁっ、ぐおぉっ!くっ、予想外だな…まさか黄色に…目覚めるとは…さすがは…勇者といったところか…しかし…このまま黙ってやられるほど甘くは無い!そこにいるモブどもを殺し、貴様を真の覚醒へと導くのだ!ザバトローム!!」するとぬしさまから超巨大水鉄砲が私たち目掛けて放たれたが、それより先にさっきより機嫌悪そうなタカラ君が地球儀みたいなのを天に捧げて放った超巨大雷撃がぬしさまを襲った、(雷は光の速度だから水なんかより速い)そして立て続けに雷撃が放たれ、ぬしさまは痺れに痺れ、全身をピクピクしながら泉に沈んでいった。(それにしても覚醒したタカラ君の猛攻に耐えるとは、恐るべき耐久力ね)そしてついに止めの雷光が泉に落ち、盛大な爆裂音と共に、ぬしさまは青い光の塊となって爆散し、とうとう息絶えたのであった。そして我が愛弟子はなぜか空中で覚醒を解き、笑みを浮かべながら落下してきたので、この間のようにキャッチした。すると「師匠!見てましたか?僕やりましたよ、大勝利です!だから…そのーもう師匠になにかしようとするアホは居ないので安心していいですよ、それに…もしまた、そういう輩が現れても僕が師匠を守ります!」「タカラ君…(うるうる)」「ちょっ!師匠なんで泣いてるんですか!?まさかどこか怪我しましたか?それなら直に回復を…」「そうじゃないの…ただタカラ君がそこまで私のことを大切に思ってくれて、嬉しかったから…ご褒美にあとで「お気持ちだけで十分なのでその先は言わないでください、嫌な予感しかしないので!あと、涙眼で見つめてきてもダメなものはダメです!なでなでしても無駄ですよ…ってやめてくださいよ、恥ずかしいです///」「なんでダメなの?」「前にも言ったかもしれませんが、僕とリーファさんは弟子と師匠という関係です、別に師匠が弟子にご褒美をあげるのは良いのですが…膝枕や添い寝は一般常識的に考えてもおかしいです!だからダメです、あとそういうのはせめてでも恋人でやるものですよ、」「じゃあ…その…私と…付き合って?(手を合わせて中腰からの上目使いのお願いポーズ)ってなんで拳を握ってぷるぷる震えてるの!?」「師匠?いくら冗談でも言っていいことと悪い事がありますよ!もうここで説教です!!」「ごめんなさーいー!」「今回ばっかしは許しません!罰として今日は一緒に寝ないこと、そしてご飯のときにあーんを要求しないこと、良いですね!?」「うぅ…そんなー(ぐすん)」「これは師匠の為にも言ってるんですから!」「ふぇ…私の為?」「はい…もしこの先、予定どうりに物事が進み、僕が居なくなったあとに師匠が僕にしたことを、他の人にまでつい癖でしてしまったら…大変な事になります!だから変な癖がつかない為にも言ってるんです、これがもしずっとこの世界に居られるんなら、なにかあっても僕が守るので問題ないのですが…そうはいかないので…」「タカラ君…そこまで考えてくれてたんだ…」「昔…まだ僕が生きてた頃に、部活の先生に言われたんですよ、「先のことまで考えろ」ってね」「そうなんだね…うん、分かった!」「分かってくれましたか…なら罰は免除しておきます」「うん、さっさとゾーマを倒して、現実でのタカラ君の体を手に入れて、イジタの野望を阻止して、一緒に仲良く暮らす!それなら問題ないでしょ?」「っちょ…今一緒に暮らすって言いましたか!?」「どうだろうねー?」「それとですね、そもそもゾーマを倒したら皆さんとはお別れなんですよ…そして現実の体を手に入れれば…恐らく僕は人間に戻るので、ワープができなくなり、二度と会えないでしょう…」「え…?なんで!?…なんで!?その後も一緒に…一緒に戦っていくんじゃないの?そして全部終わったらまた会えるんじゃないの!?」「スグ…忘れてないか?タカラは現実では魂以外死んでいて、元の体を取り戻す為に、そしてイジタの野望を潰すために勇者となって異世界を巡っている、さらに世界が変わるごとに能力はリセットされるし、再びこの世界に来れるかも分からない…つまり、タカラの目的を達成しようとするならば、別れを選ぶしかないんだ、もちろんアレフガルドに行けばこっちの時間は止まるが、アレフガルド内の時間は止まらない…かといって攻略を進めなければ、イジタの手下や、ゾーマにやられる…でもゾーマを倒せばエンディング、つまり役割を終えたタカラはこの世界から離脱してしまうんだ…」「そんな…そんなの嫌だよ…せっかく仲良くなったのに!」「あのね、リーファちゃん…きっと一番辛いのはタカラ君だよ?」「アスナさん…それってどういう…」「だってタカラ君は異世界を救うたびに、その世界の人とお別れしなくちゃいけない、つまりせっかく仲良くなってもお別れを強いられる…だから一番辛いのはタカラ君だと思うから、リーファちゃんがわがまま言ってタカラ君を悩ませちゃダメ、それに別れが悲しいのはみんな同じなんだからね…だとしたら、せめていい思い出を残せばいいんじゃないかな?世界が違っても、思い出は残るから…」「そうですね、どうしよもないことにあれこれ言ったって無駄ですもんね、それならアスナさんがおっしゃる通り、タカラ君との思い出を残す事にします!」「でもよ…人間に戻った後も、どうにかなんねーのか?ルビス様に頼んでこの世界に戻るぐらいできんじゃねーのか?」「クラインさん、それが…僕の居た世界では、人間である以上、高次元の存在は基本的に関われないんですよ、だから僕が人間に戻ったら、いくらルビス様でも僕にワープを行使することはできません。」「そうか、ならタカラが勇者のうちに俺たちがタカラの世界に行けばいいんじゃね?」「それだと僕の時間は止まってないので、皆さんの現実の時間が過ぎて行きます…それに、もし皆さんが僕の世界にいるうちに、皆さんのリアルでアミュスフィアが外されたときに、なにが起こるかわかりません」「問題まみれってことね、」「シノンさんの言うとおりです、それと…とりあえずアレフガルドに行きませんか?時間が…」「そうですよ、こうしてるうちにも時間は過ぎ行きます!さぁリズさん、行きますよ!」「ちょ、シリカ!?あんた突然顔が真面目になってるけどどうしたのよ」「早く世界を救おうと思っただけです!」「よーし、それじゃーしゅっぱーつ!ほら、行くよアスナ!」「まってよユウキー」「あはは!そーれ!(フィリアを押す)」「ちょ、ストレア…」「さぁて、向こうで一体ナニガ起こるカナ」「おいタカラ!魔法陣が光りだしたぞ!なんかこういうときに勇者がなんか言うだろ?」「そうですね、エギルさん…言ってみます。すーはー、我はルビスの使いであり、ロトの血を引く勇者である!いざ、異界への門を開き、我らを魔王のいる世界へと導きたまえ!」というでっち上げの言葉を述べると魔法陣がが光だした。「おお…見てみてお姉ちゃん!すっごい綺麗だよ」「そうね、でもセブン…今このグラフィックについて考えてたでしょ」「みんな…これからアレフガルドに行くが、準備はいいか?(キリト)」「「「「「おー」」」」」「それじゃあ、行きます!ワーープ!!」そうして僕たちは青い光に包まれ、魔法陣へと吸い込まれて異界へと旅立ったのであった。

番外編 その4 新キャラ説明

※ユウキは以前解説済みなので除外※まずはセブンからご説明、セブンは七色博士と呼ばれるすごーい天才で、VRの研究者である。キリトさんたちとはALOで出会い、セブンは姉である、さらに16歳でありながら低身長、(ざっくり言うとロリである)アイドルとしても活動していて、VR分野では博士、アイドルとして有名である。スタイルは槍・水色基調の白、金、青の装飾が入ったワンピース・同じくおそろいの帽子である。(留学していたため外国語可、そして挨拶がプリビエイトなど海外流)次にレイン、レインも同じくキリトたちとALOで出会い、元SAOサバイバー。その経験もあってか、ALOではキリト同様二刀流で戦っている、(しかしSAOとは違ってシステム上は片手剣を2本装備している扱い)さらになぜか隠蔽スキル値が以上に高く、結構ストーカーを行ったりしていた。(主にキリト、セブンに対して)スタイルは二刀流・黒、赤、金の帽子、おそろいのワンピース、という格好です。次はストレア、ストレアはSAOでキリトに出会い、最初はなんとビックリ!キリトさんの索敵スキルにすらひっかからないほどの隠蔽力をもち、そして自由奔放空気を読まない(読めない)天真爛漫という性格で、裏表が無いのが特徴、よくスキンシップとしてキリトに抱きついたり、あんなことや…色んなことをする、その正体はSAOのメンタルヘルスカウンセリングプログラムで、いわばユイちゃんと同じです。(同じ手順で記憶をなくしてます)一回カーディナルシステムに削除されそうになりますが、キリトさんたちの奮闘により、プログラムとして生存します。スタイルは両手剣・薄紫のショートヘア・紫の露出多めのワンピースです。(ちなみに攻略組並みの実力有り)次にフィリア、フィリアもSAOサバイバーで、ホロウエリアという未知のフィールドでキリトと出会い、唐突に現れたスカル・リーパー(第75層のボス)と戦闘する事がきっかけとなります。自称トレジャーハンターでお宝に目がありません、そしてトラップ関連スキルや、ハインティングスキルを習得しています。主にダガーを使い、その実力はソロで攻略したり、当時最強だったキリトと剣を打ち合えるほどです。スタイルは栗色のショート(ALOなら黒)青と茶色基調の上着・おそろいのスカート(この二つはALOでも変わらない)ダガーです。次にプレミアですが、プレミアはSA:Oでキリトが出会った特殊なNPCで、設定がヌル・つまり役割が無いNPCでした。しかしその正体は、稼動準備中のグラウンドクエストの最重要NPCでした、なぜ稼動前のクエストが動いたかというと、このゲームはSAOのデータを元に作られていて、SAOのカーディナルシステムにはアインクラッドを崩壊させる為のプログラムがあったのですが、データが酷似していたため、その崩壊システムが誤作動し、アイングラウンドを崩壊させるためのクエストを生成するために、設定が酷似していたグランドクエストを書き換え、作動…プレイヤーにグラウンドクエスト(仮)をクリアさせてアインクラッドを作り出し、崩壊させて目的を達成させる。その要となったのがプレミアでした。(第2章の物語でアインクラッドが生成されたときの話を思い出していただきたい)結局色々あって未完成のアインクラッドが誕生してしまい、世界が消えると思われましたが、キリトさんたち総動員で対処しました。スタイルは青がかったツヤのある黒髪ショート・武器は軽いからという理由で細剣・服装は白、水色基調の黄色の装飾が施されたワンピースです。あと学習型AIなので、よく変な言葉を覚えます(あと本人曰くキリトの愛人らしい?)最後にアルゴについて、アルゴはキリトとSAO初期からの知り合いで、情報屋を経営し、攻略サイトが見れない中で、アイテム・ボス・クエスト・レッドプレイヤー・ギルド・マップなど情報面でかなりサポートしていました。(キリトやアスナ・クラインなどお世話になりまくってた)常に町で情報収集に励み、プレイヤーと情報を売買してます。かといって攻略をしていないわけでもなく、(情報を確かめるべく戦闘したり、採取したりしてるため)自身の攻略の際も情報を駆使しているのか、キリトやアスナの足は引っ張らない程度の実力はあります。(武器はクロー)口癖もダヨ・ナなどちょっと変だったりします。スタイルは茶色いフード・猫ヒゲ・その他全身茶色というまさに情報屋という格好をしています。以上で説明終了!(あと、ちょこちょこ変更とか修正行ってるから読み返しよろしく)

第3章 第6話  再び参上!アレフガルド

無事魔法陣に吸いこまれて、ワープを終えた僕たちはなんと…不幸な事にもアレフガルド上空に転送されたのであった。「うおぉー!!なんで空なんだよ!?おいキリの字、なんとかなんねーのか?」「俺じゃなくてタカラに言えよ!なぁタカラって…おい!なんでタカラがスグに抱きついてるんだよ!まさか高いところが怖いのか!?」「多分そうみたい、タカラ君…すっごい震えてるよ、私としてはお姉ちゃん気分でなんかいいけど」「リーファちゃん!そんなこと言ってる場合じゃないよ!落ちて死んじゃうよー」「アスナの言うとおりよ!早くルーラを使ってもらわないとやばいって!」「リズさーん、って…きゃあースカートがー!!」「タカラ君?ねぇタカラ君!ってば!目を開けて、そしてルーラ使ってー!じゃないと今晩アレするよ!」「…それだけは…なっ(下を見てしまった)ガクッ」「あぁー!気絶したー!!どうしよう!?」「お任せください、マスターがピンチの時は私がサポートいたします、落下予測地点は風が吹いてない為真下にある洞窟の傍、および落下予想時間の計算結果は30秒後、予想被害は全員即死です。」「そうじゃなくて解決策をお願いします!」「了解です、マスターの師匠。最も有効な解決策は…女性からのキスです」「「「……はぁ!?」」」「ということでリーファさん、お願いします」「まてまてまてまてまてーい!」「なんでしょうか?キリトさん、今は一刻を争う事態なので早く願いします」「わかった…みんなの…ためなら…私は…喜んで…」「やめろ!スグー!!」そうして私の唇がタカラ君に触れようとした、その時…「ッ!?(なにかすっごい嫌な予感がしたので目が覚めた)ルーラ!!」突然タカラ君があたかも私とキスするのを拒んだかのように目覚め、タカラ君が唱えたルーラによって、命は助かったものの…私の勇気と覚悟は無駄となった。「あと少しだったのに(ボソ)」「ふぅー…師匠!気絶している僕になにしてんですか!」「だって…リアクターがやれって言ったもん!」「なっ!…リ・ア・ク・ター?あとでブ・ン・カ・イ・されたいかな?」「えっとーその…最も有効な手段としてですね…はい、」「まぁーいいや、結果として僕が目覚めたんだし、それで師匠が助かってるからよしとするよ、でもね…師匠に大迷惑だからそういう提案はもうやめてね?」「別に…私は迷惑だなんて思ってないよ?」「師匠…」「そういえばさ、なんかタイミングよく起きたけど…リアクターの狙いってもしかして…タカラ君に私が変な事をしようとすると、反射的に対応するのを利用したの?」「ご名答です、リーファさんまさにその通りです」「なんだ、そういうことだったのか…なら最初っからそう言っとかないと!じゃないと師匠はかなりの勇気と覚悟を要したと思うよ?」「そうだよ!言ってもらえば…勢いつけてやって…そのまま…タカラ君に…キス、できたのに…」「師匠…何言ってるのか声が小さすぎて、よく聞こえませんよ?」「なんでもない!」「それより、この洞窟…見覚えがあるような…」「そういえば、アレフガルドはドラクエ1・2の舞台だったね。なら一回来た事あるんじゃないかな?」「それがですね師匠…ドラクエ3は、ドラクエ1のかなり前ですので…地形自体に変化はあまりないですが、村・洞窟・モンスターなどは変わりますよ」「そっか…なら、夜も近いし…とりあえずこの洞窟に入ろう!」「そんな必要ありませんよ、ルーラで町まで行きますから…なんならゾーマ城にだって行けますよ?未来で行った事があるので」「おっしゃぁ!それならさっさとゾーマ倒しにいこうぜ!」「待ちなさいよクライン、今の私たちじゃ適いっこないわよ…まずはルビス様の復活と、伝説の装備を回収しにいきましょう」「リズさんの言うとうりですよ!」そういうことで、僕たちは町に向かい、宿屋で休んだのであった…(色々ありまして僕は休むどころかむしろ疲れました笑)

謎の空間                                       「例の計画の進み具合はどうだ?ゾーマよ…」「それが…計画初期からルビス様のサポートがあったり、ルビス様がワープさせたWORLD305710と剣が重要となる所在不明の異世界との融合が起こったりしたことにより、覚醒成長段階の遅延・予期せぬ能力の獲得・仲間ができた・などの計画に無い事例が発生しており、これらは支障が出るレベルでございます」「そうか、あのギンガさ…じゃなかった、タカラが仲間を作ったのは私の予想通りだ、しかし…覚醒の遅延はまずいな…」「はい…一刻も早く、失った力を取り戻させて、神に対抗せねばなりませんからね、いつ奴らが来るかわかりませんから、それと…」「それと?」「ギンガ様…最近幸せそうでした…」「そうか…あのギンガ様が…喜びを取り戻しておったか…しかし、昔の記憶を取り戻す可能性はあるのだろう?もしそうなれば、再び暴走を引き起こして「また」多大な負の感情を覚えてしまう…」「すでに地球の人間界で覚えてますけどね…それにしても…やっぱり、あの戦いのせいで、ルビス様の我々に対する誤解がかなり酷いですね、ギンガ様の力を手に入れようとしてる…だなんて、一刻も早く誤解を解くためにも頑張らないとですね!」「そうであるな…しかし、ギンガ様の性格が大きく変わったのは不幸中の幸いである、あの性格なら…昔のギンガ様以上の存在まで行けるだろう」「そういえば、ギンガ様自身の我々に対する誤解は解かなくてよかったんですか?今のギンガ様の我々に対する解釈は自分を殺した宿敵ですよ?」「逆に敵対させる事で限界を超えた戦闘を繰り返して成長を促すからな、それに…いくら神どもの気配が近づいたからとはいえ、我々は人間界でギンガ様を殺している、これまでの罪を償うためにも!我々はなんとしてでもあのお方を王の座に戻さねばならん!そして今回の計画に少し変更を行う」「どこの箇所を変更するのですか?」「神竜戦の後に、アインクラッド第100層ボス戦を計画に追加する!」「なんと!あれは私どもが乗り移る事はできませんから、最悪死ぬ恐れがありますぞ!あまりにも危険すぎます!」「そうだな…しかし、このまま順調に成長したとしても、神がこの次元に来たときに勝てるまでには至れん!」「しかし…」「万が一があれば私が神と戦うまでだ…」「それは危険すぎます!!あいつらは次元を構成する世界に存在する属性を完全に司どるどころか、己に取り込んですらいます、いくらイマジネーター様とは言え、ギンガ様ですら倒せなかった相手に勝ち目はありません!」「そうだな…だが、きっと今のギンガ様なら奇跡を起こすさ、だから今はギンガ様を信じよう」「了解しました、それではWORLD305710に私は戻ります、」「うむ、間違ってでも殺さぬように気をつけろよ」「はっ!」(スタスタ…シュン!)

第3章 第7話  僕は守られている

宿屋(僕と師匠の部屋)「タカラ君おはよう…」「おはようございます、師匠」「マスターおはようございます(キング)」「ピピ、現在の推定時刻はAM6:30でございます、アスナさんの朝食完成予想時刻まで、あと30分です」「了解、それじゃあ師匠、僕は2度寝をするので…」「だーめ!」「ですよね…言ってみただけです」「まったくもう…まさか現実で毎日10時間寝ても寝足り無いだなんてね…まぁーその分寝顔を見れるからいいけど…」「誰かに見られたら誤解しか生まないので、やめてくださいよ、」「そういえばごく稀だけど、タカラ君…私に抱きついてきてくれるよ?」「師匠…そういう冗談はよしてくださいよ、」「マスター、本当ですよ、なんなら録画データをお見せしましょうか?」「見せて、」そうして僕はリアクターが部屋の壁に映した映像を見ると、そこには…寝ぼけて師匠を抱き枕と勘違いしている僕の姿があった、「……」「ほらね?それと、いつもタカラ君はしっかりしてるけど、実は甘えんぼさんなんだね、現実では抱き枕と一緒に寝てたんでしょ?可愛いw」「………(プルプル)」「タカラ君?別に気にしなくていいよ、まだ小さいんだし、無理ないよ」「そうじゃなくて、師匠にあれだけ注意したりしてたのに、自分がやっちゃってるので…そこが…」「寝てる時なんだし、仕方ないよ、」「そうである、マスターがリーファ殿の豊満ボディーを前にして、常に理性を保てているのだから、むしろ自信を持つべきである!(キング)」「そうだよ!だからそんなこと気にする事無いよ」「でも、迷惑をおかけするので、今日から別の部屋で寝る事にします…」「いやだ!私はタカラ君と寝たいもん!それに、タカラ君に抱きつかれても、嫌なんて思わない、むしろ幸せなの!」「師匠…お世辞「お世辞じゃないもん!本心だもん!」「師匠…(ぽろぽろ)」「ちょっ…ほら、おいで(腕を広げる)」「そこまでしてもらうほど、子どもじゃありません!」「でも泣いてたよね?」「泣いてません!あと、勇者たるもの簡単に泣くわけにはいきません!」「でもタカラ君、現実では泣き虫だったんでしょ?」「そうですが…とにかく!これは泣いてるのではなく、目にゴミが入っただけです」「でもさっき「師匠…」って感動してたよね?」「うぅ…あ、そろそろ朝御飯の時間だから行かないとー(棒読み)」ガシッ「タカラ君?まだ早いよ」「ごめんなさいでした師匠!子ども扱いが嫌で強がってしまいました!だからどうかこの事はアスナさんたちには…」「うーん…どうしよっかな…んじゃあ、もうすぐ朝御飯だからそのとき私にあーんして、」「……師匠、前から思うのですが…僕にそんなことしてもらって嬉しいですか?師匠は確かキリトさんのことが好きでしたよね?なら、師匠にあーんするようキリトさんにお願いしてきますが…」「あのータカラ君?なんで私がお兄ちゃんの事好きだって知ってるの!?そういえば私たちの名前とか、色々最初から知ってたけど…なんで?」「それはですね…えっと…いつかその時が来たら教えます」「うん、それじゃぁ食堂に行こう!あと、ちゃんとあーんしてよね?」「わかりましたよ、」そうして僕と師匠は朝食を済ませ、準備した後に昨日見つけた洞窟へと向かったのであった…

「ねえタカラ君…私、帰るね!(バヒューン)」「おい、アスナ!ったく…いくらゾンビ系が出るからって怖がりすぎだろ、すまないみんな!俺もアスナのところに行って来るよ」「ぼ、ボクも!アスナが心配だから(ユウキ)」「りょ、了解…です(怖がってる)」「ねぇタカラ、さっきからビクビクしてるけど、ひょっとして暗いところが怖い?正直に言ってごらんなさい、(シノン)」「えっと…その…はい、怖いです」「やっぱりね、それなら私が手を握ってあげるわ、ほら(手を差し延ばす)」「あ、ありがとうです…(突然の出来事に頭が状況を整理できず、誤って腕に抱きついてしまった)」「ちょっ…腕!?」「あ、すみません!?m><m(離れる)」「まぁー別にいいわ…タカラだし」「よかったね、タカラ君…(シノンさん、もしかして小さい子が好きなのかな?にしても、タカラ君…ちょっとだけ嬉しそう…悔しい)」「リーファ?顔がちょっと怖いけどどうしたの?(リズ)」「ななななんでもないですよ(焦る)」「はっはーん、さてはシノンにタカラを取られて嫉妬してたのかな?(ニヤニヤ)」「ち、違いますよ!」「おー動揺しとる動揺しとる(チラ)」「リズさん今、こっちをチラ見しましたよね?」「いやーシリカも嫉妬してないかなーって思っただけよ」「別にタカラさんがシノンさんに抱きついたぐらいで嫉妬なんかしませんよ!」「ほほーじゃあ、どうすれば嫉妬する?」「そうですね…タカラさんが誰かと付き合…って何言わせるんですか!」「あはは、ごめんごめん」「もう、もしタカラさんが聞いてたらどうするんですか!」「僕に…何か…言いました…か?(まだ怖い)」「えっとねーシリカが…「なんでもありません!」「なん…かやばそ…うなので…聞かない…こことに…します」「なぁタカラ、まだすっげー怖そうだけどよ、ここは俺たちに任せて、リレミトで帰ったらどうだ?(クライン)」「ここ…魔法…使えない…です」「まじかよ!」「それに…僕は…師匠を…守らなくては…いけません…から」「でもよ、そんな状態で戦えるのか?」「クラインの言うとおりだ、その精神状態じゃまともに戦えねーだろ、とりあえずこの洞窟に居る間は戦うな(エギル)」「了解…しました」「私たちも居るし、大丈夫だよ?(ストレア)」「そうそう、勇者と言っても、まだ小さいんだし(フィリア)」「私も、頑張ります(プレミア)」「私とお姉ちゃんだけでも、こんな洞窟の敵ぐらい楽勝よ!(セブン)」「楽勝かはさて置き、任せてね(レイン)」「たまにはオネーサンも、いいところぐらい見セヤルヨ(アルゴ)」「まぁ、少しぐらいなら、タカラは私が守ってあげる…(シノン)」「みなさん…ありがとうです」「なんだろう…すっごいやる気に満ちてきた…次に敵と遭遇たら、ボコボコにしてやる!(リーファ)」そうして洞窟の敵は(ほとんど強敵)全部みなさんに任せて(こっちの人数がえぐいし、なんかやけに師匠が色々凄かった)進むこと2時間後(ほんとに怖かった)…ようやく洞窟の最深部だと思われるところにたどり着いたのであった。「おい、あれを見ろよ!ひょっとして、あれがひかりの装備の1つ、勇者の盾じゃねーのか!(クライン)」「あぁ、恐らくそうだろうな、前にリアクターが見せたイメージ図と同じだ(エギル)」「よかったね、タカラ君!(師匠)」「はい…(チラチラ)」「どうしたの?辺りをチラチラ見て」「なんか、物凄い殺意を感じるんです…だから今、リアクターでサーチして…ッ!そこか!!(ダッシュしながら抜剣)」「ちょっ、タカラ君!?」「せあ!」するとキーンという音と共に、突然姿を現したフード男とタカラ君は剣を打ち合った、「ちっ!勘の良い奴め…こっそりあの銀髪ロリに近づいて人質に捕ろうとしたのによ!」「セブンさんのことか!僕が居る限り、そんなことはさせないぞ!」「へっ、さっきまでぶるぶる震えて女に抱き付いてた癖に…」「それとこれとは別だ!」「そうかい、それじゃあ…まずは自己紹介といこうか、」そう言って敵は僕と距離を取り、語りだした「俺の名はエタルガ、イマジネーター様の手下である、今回はそこにある勇者の盾を入手しに来たのだ!」「そうか、ならば勇者として、悪であるお前をここで斬る!(飛び出す)」「やってみやがれ!(飛び出す)」そうして僕は再びエタルガというフード野朗と剣を打ち合った、すると月詠みの剣がミシミシ言ってるのに気づいたので、急いで蝶舞の剣を引き抜きながらホリゾンタル(片手剣水平単発ソードスキル)を発動させた、するとエタルガは無理やり自分の剣を真下に切り下げて、2本の剣をあっさり弾いてしまった…そこで体制を崩された僕は、「ヒャダルコ(氷属性範囲中級呪文)」を唱えて時間を稼ぐが、剣を一振りされて一瞬で無くなる。「はははっ!勇者とは所詮その程度か?仲間に頼ったり、感情憑依しなきゃ勝てないぐらいに弱いのか?」「ぐっ…だったら!」そこで僕は2本の剣の能力を同時開放し、月詠みの剣でホリゾンタル・スクエア、蝶舞の剣でバーチカル・スクエアを放った…しかし、突然エタルガの姿が消えて、そこに残っていたエネルギーの塊に剣が触れ、大爆発を引き起こした、「「タカラ君!!」」と皆が叫ぶが僕はその声に意識を傾ける余裕すらない、消えたエタルガを必死に探す…しかし、僕が見つけるより先に「おやおや、剣の能力を使っても私に傷1つ付けられないとは…それでも、って…この先は言っちゃダメだったな、危ない危ない…さぁて、どうする?今のお前じゃ私に勝てないよ?やっぱり感情憑依しちゃうのかな?あれれー」「わかったよ…そんなに言うんなら見せてやるぜ、俺の本気ってやつをな!」そういってタカラ君は、なぜか再びヤンキーみたいな性格になりました…「おっ!懐かしいねーその感じ…やっぱり銀河さ…っとなんでもねぇ、そんじゃかかってこい!」「おうよ!」するとタカラ君は蝶舞の剣を鞘に戻して、月詠みの剣をまっすぐにした構えを取り、意識を集中しはじめた…すると、タカラ君の目の色が本当に変わり、同時にとてつもないオーラを放ち始めたのであった。「ウソだろ!?まさか記憶が…」と、エタルガが言い終わる前にタカラ君が、「真・無情斬・改」と呟くなり、剣をただ単に振り落とした…そして、それだけでエタルガの体が一刀両断され、激戦と予想された戦いは、あっけない結末となった…「くそっ…まさかその技が…使えるほどまでに…記憶を取り戻し…たとは」ここでなぜ言葉が途切れたかというと、エタルガがしゃべり終わる前に、手から放った謎のエネルギー弾で音もなく消し炭にしたからである…「ふん…所詮こんなものか…(タカラ)」「おい…おめーは本当にタカラか!?(クライン)」「俺は確かにタカラではある、しかし…貴様らの知るタカラではない…」「どういうことだ!!(エギル)」「簡単な事さ、俺様の記憶が完全ではないにせよ、基礎部分は戻ったのさ…そして、貴様らの知るタカラという人格は死んだ、だから貴様らの名前も…ここのworldナンバーも分からん…まだ自分が何者だったのかも思い出せていない…」「そんな…嘘、だよね?(リーファ)」「この局面で嘘をつくような奴だったのか?貴様らの知るタカラは…」「そんなことをするような子じゃないわ!なぜならタカラは、とても優しく、ルビス様に認められた勇者だもの!(シノン)」「ル…ビス…ゆう…しゃ?なん…だ、きゅう…に頭が…」「タカラ君!しっかりして!(レイン)」「くそ…どう…やら、この…現象…は、一時的…なもの…みたいだな…しかた…ない、ふたた…び、王座に…戻…るのは、さきにな…りそうだな…」そう言ってタカラ君はその場に倒れこみ、勇者の盾を入手して洞窟から出て町の宿屋に寝かせても、目を覚ます事はなかった…

第3章 第8話    「マザーズ・ロザリオ」

「ねぇキリト君…あれからリーファちゃんはどう?(アスナ)」「ダメだ…ずっとタカラの傍でうなだれてるよ、顔すら上げてくれない…しかも、時々泣き声が聞こえて来るんだ…(キリト)」「そう…あれから3日も経ってるのに…まだタカラ君起きないんだね」「きっと記憶が戻ったときの反動だろうな、」「このままだと、リーファちゃんの心が壊れちゃうよ?」「あぁ…このままだとまずい…どうにかしないと」「そういえばよう、タカラが最後ら辺に妙なことを言ってたぜ?(クライン)」「なんて言ってたんだ?」「王座がどうだのこうだの言ってたぜ、」「王座?タカラは元々どこかの王様だったのか?」「それに、戻るって言ってましたから、多分…誰かに王座を奪われたんですよ!(シリカ)」「なるほどな…恐らく、イジタが言ってたあの戦いとやらで王座を失ったんだろう…」「そういえば…バラモス戦の時にイジタが、それっぽいこと言ってなかった?(リズ)」「あぁ、PK計画ってやつか…」「それに…第一層ボスは、我々が欲しているのはタカラに流れていロトの力ではないって言ってたから、きっと王となったタカラの力が欲しいんだわ…(シノン)」「あの時のタカラ、すっごく強かったし…それで間違いないだろうね…(フィリア)」「それに、あの時タカラが完全に記憶は戻って無いって言ってたから、きっと完全に記憶が戻ったらもっと強いんじゃないかな?(ストレア)」「ちなみにだけど、タカラの記憶が戻ったときに、体にまで変化が起こったのは本当か?」「本当よ、目の色が銀河みたいに輝いてたわ…(セブン)」「それに…とんでもない量のオーラも出してたよ(レイン)」「それにナ、敵ガ喋り終わる前ニ殺すから、あれはもはや、残虐な王様ダナ(アルゴ)」「記憶が戻ると、いつものタカラとは別人になるんだね…僕、あのタカラは好きじゃない…(ユウキ)」「まぁ…とにかく、タカラのことも気になるが、今は光の装備集めを優先しよう」「あとは、おうじゃの剣・ひかりの鎧・オルテガの兜・ルビスのお守り・の4つだね(アスナ)」「それと、こっから先は、みんなで手分けして探おうと思う!」「「「了解!」」」  「アスナ、ユウキ、シノンは、俺と一緒にあるところへと行く・エギル、クライン、アルゴは兜・レイン、セブン、プレミアは鎧・ストレア、フィリア、リズはお守りを頼んだ、剣は壊れて散らばってるらしいから、最後に全員で探す・タカラのことは、スグとユイとシリカに町の人、キングたちに任せる」そうして俺たちはタカラ復活と、装備獲得のためにそれぞれ旅立ったのであった。

キリトさんたちがこの町を旅立ってから、一週間が経ちました…タカラさんは一向に目覚める気配が無く、泣き崩れるリーファさんはユイちゃんがカウンセリングをしており、ピナや仲間モンスター達のおかげで警備やお世話は完璧、私が料理をある程度出来るから、困った事はありません…このまま何も起きなければいいと毎日願っていました。しかし、タカラ君をお世話していた時、突然…「ッ!シリカさん!避けてください!」とユイちゃんが叫んだ直後、空気を裂くかのように飛来した複数の矢が、勢いよく窓から入り込んできました、「タカラさん…助けて!」と心の中で強く叫ぶが、そんなの関係なしにと複数の矢がリーファさんや私、そしてユイちゃんに当たろうとしたその時!「誰も…傷つけさせない…」というわずかながら、タカラさんの声が聞こえ…それと同時に矢が見えない何かに一刀両断されました、その様子を見ていたリーファさんが、「タカラ君!」と振り向くなり飛びつき「ありがとうね…」と言いました、すると「師匠…嬉しいのは分かりますが、敵に狙われてるときに背中を見せてはいけませんよ?」というタカラさんの声がしました。「タカラ…君?」「心配かけてすみません、なんかさっき…助けて!っていう誰かの心の叫びが聞こえたもんでして…自然と目が覚めました」「タカラ君…いつものタカラ君だー!!」「え?いつものっていつもこうじゃないですか、変な師匠…まぁ、それはともかく…リアクター!」「了解です…既に風向き・重力・空気抵抗・位置エネルギーによる敵の位置把握は完了済みです。距離はおよそ500メートル、マーキング済みです。敵は人数、年齢、性別共に不明です。」「わかった…それじゃあ師匠、シリカさん、ユイちゃん、ちょっと待っててくださいね…」そう言ってタカラさんは何故廊下へ飛び出しました。そして、その直後…「やあぁー!!」というタカラさんの声と共に、どこかで聞いた事のあるようなソードスキルの音が聞こえました。そしてすぐに帰ってきて、「あの程度のモンスターなら、楽勝ですね」と笑いながら納刀しました。「タカラ君ー♪」「うわっ!師匠…ごめんなさい、ま心配かけちゃったみたいですね…」「ううん…仕方ないよ、多分…記憶が一部戻ったあの時、脳に多大な負荷がかかったんだよ、」「そういえば、なんで僕は寝てたんですか?たしか、エタルガと戦ってて…」「そっか…覚えてないんだね…」「勇者の盾はどうなりましたか?」「無事にゲットしたよ、みんなは他の武具を集めにいってるの」「そうですか、では!僕たちも行くとしますかね、」「うん!(師)」「はい!(シリカ・ユイ)」ということでいざ、皆のところへ旅立とうとしたら…「3人ともーただいま!(アスナ)」「おーい、無事に勇者装備揃ったぞ!(クライン)」「おうじゃの剣が無いから、全部じゃねえだろ(エギル)」「そういえば、タカラは起きたか?(キリト)」「「「・・・・」」」「おかえりなさい、パパ!ママ!みなさん!実はですね、ちょうど今から…「おおおおかえりお兄ちゃん!ちょうどさっきタカラ君が目覚めたところだよ!(リーファ)」「あ、ああぁ…それはよかった、にしても…なんでそんなに慌ててるんだ?(キリト)」「い、いえ!本当になんでもないです(シリカ)」「シリカ、ちゃんとタカラの面倒看れた?(リズ)」「もちろんですよ!」「とりあえず、みなさん疲れてるだろうし、これから…「どっかーん!ガラガラズッシーン…ぼかーん!(物凄い破壊音)」「屋敷の庭からだよ!(ユウキ)」「急いで向かうぞ!(キリト)」

屋敷の庭                                             「おい、そこで一体何をしている!(僕)」「ふっふっふっ…俺の名はユハルミ、この辺りじゃあ凄腕の弓使いとして名を轟かせている…」「それで、屋敷をボロボロにしてまで来るなんて、一体なんの用ですか?」「お前よ、先ほど大勢の弓使いのモンスターを、40年生きてる俺でも見たことのないほどの、物凄い剣技で倒してたな」「そうだけど…」「やはりそうか、ならば…お手合わせ願おうか!」そういうなり、ユハルミは物凄い速度と手際の良さで、背中から弓を取り出し腰の筒入れから矢を取り出して弓につがえ、躊躇無く放ってきた。(その速さはリアクターすら反応するのにラグが生じるほど)しかし、放たれた矢が僕に当たる前に…ユウキさんが「せーい!」と、あっけなく弾いてしまいました。「やるなぁ、その小娘…俺の矢をいとも簡単に弾ける奴なんて壌ちゃんが初めてだ、」「おじさん、いきなりの不意打ちは酷いよ!(ユウキ)」「すまないね、狙撃手たるもの不意打ちが基本なんでねっ!」そう言って今度は3発同時に放ってきたが、ユウキさんは焦る事も無く弾いてしまう。「いいねいいねいいね!最高だよ君!それじゃあこんなのはどうかな!?」そう言って今度はユハルミはステップやジャンプを交えながら不規則に矢を放ってきた、しかし…「やっ、ややっ!せーい…やぁー!」それでもユウキさんは呼吸を乱すことなく防いで見せたのでした。「壌ちゃん…名を聞かせてくれ」「ボクの名前はユウキ、」「ユウキ壌ちゃん、俺は今から人生で最高の技を放とうと思う…だから、壌ちゃんも最高の技で立ち向かって欲しい!」「いいよって言いたいところだけど…事情があって今はできないんだ…」「そうか、出し惜しみというわけか…ならば、出さざるを得ない状況にしてくれようぞ!」「えぇー!?」(あわわわわ!どうしよう、どうしよう…はっ!今こそユウキさんにあの技をお渡しするときだ!)「では行くぞ!俺の最高の技、その名も天の転辿!」そういってユハルミはさっきとは違う見た目の10本もの矢を弓につがえ、限界まで引き絞りだした。(弓がギチギチ言ってる…)そしてさらに、バギマを唱えて追い風を起こしながら、なんとビックリ!?魔力を矢に与え始めたのであった…(しかもなんか矢が光ってる(汗)「ふぉっほぉっほぉ!では行くぞ!せいやぁー!!」すると、弓は轟音と共に砕け散り、その衝撃で矢はバラバラに空へと飛んでいく、そしてそれらは回転しながらバギマの風に乗り、まるで大量のブーメランが降ってきたかのように、ユウキさん目掛けてあちこちから急降下してきたのであった…「どうだ!これらの矢は特別製でなんと魔力を込めることができるのだ、よって並みの技では弾けんぞ!しかも落下コースは完全にランダムだ、さすがに防げまい!」(くっ…数が多いしコースが読みにくい!しかも魔力のせいで簡単には弾けなさそうだよ…ボクのマザーズ・ロザリオさえ撃てれば…)「ユウキさん、これを受け取ってください!(何かを投げる)」「(パシッ!)これは…まさか!」「そうです!そのアイテムはOSS継承アイテムです!もちろんあの技のやつですよ♪」「ありがとうタカラ!これなら勝てるよ!(継承アイテムを登録する)それじゃぁ行くよ!」そう言ってユウキさんは剣をまっすぐに構えて目を瞑り精神集中を始めた…そして矢がユウキさんに襲い掛かろうとしたその時!「やあぁぁーー!!」という気合と共に最強の剣士による最高の技「マザーズ・ロザリオ(片手剣汎用型11連撃OSS)」が発動して、剣から紫色のライトエフェクトが迸り、華やかな花を描きながら10本の矢を次々に弾いていった…「すばらしい、実に見事な技だ!よもや10連撃とは…っ!まだ光が残っている…まさか!?」「そう!この技は10連撃じゃない…11連撃だー!」「実に見事であるーー!!」こうして「マザーズ・ロザリオ」の11連撃目によってユハルミは敗北し、一件落着となりましたとさ。

第3章 第9話   創れ!最強の剣

屋敷崩壊事件から3日後…「ねぇ…本当にこの村のどこかにオリハルコンがあるの?(リーファ)」「まったくそれらしいものは見つかりません…(プレミア)」「というか…そろそろ疲れてきたわね…(シノン)」「あーもー限界だぜ、俺はもう寝るぜ…(寝っころがる)(ゴンッ!!)いっってぇーー!!なんだこれ!?」「おいクライン!今すぐそこから離れろ!」「お、おう…(ささっ)」「タカラ君、これがオリハルコン?(師匠)」「はい、間違いありません…これこそ、かつてゾーマが2年間丸々かけてさえ完全には壊せなかったという、勇者専用である、おうじゃの剣の亡骸…オリハルコンです!」「やったじゃないクライン、お手柄よ!(リズ)」「へっ、俺様にかかればこんなもんよ」「すぐ調子に乗るんだから…(アスナ)」「それで、どうやってその素材から剣を作るんですか?(シリカ)」「そりゃもちろんリズさんに剣を作ってもらいます」「でも、その剣って魔王でも壊すのに2年もかかったんでしょ?簡単に出来るのかな…(レイン)」「たしかに…創るのと壊すのでは壊すほうが簡単ですもんね…」「本来のシナリオなら、どうやって作るの?(師匠)」「忘れました!」「「ええぇぇっーー!!」」「てへ♪」「てへ、じゃないわよー!どうするのよ…(セブン)」「こうするです、(ひょい)そして…そーれっ!(ブンッ)」「わあぁぁーー!!何してるのよ!?」「バギクロス!メラゾーマ!ギガデイン!」「……はい?」「風で持ち上げ、熱で溶かし、雷で勇者の力を注ぎ込みました♪そして…イオナズン!ベギラゴン!マヒャド!」「えっと…何してるの?」「爆発的なエネルギーを与え、光の力で浄化、仕上げに冷やす!」「いやいやいやいや!そうじゃなくて、そんなんで出来るわけが…ん?」(ピカー!)「ええぇーー!!なんかよくわかんないけど出来てるー!?」「みなさん、なんかオリハルコンで遊んでたら出来ました…」「しかも遊んでたの!?」「えへ」(……タカラって実は凄い子なのでは?)「というか、タカラ君!なんでそんなに上級呪文を扱えてるの!?」「なんかいつの間にか出来るようになりました」「へ、へぇ…そうなんだ…」「さてと…おうじゃの剣が出来た事ですし、行きますか♪」「どこに?」「ルビス様のところですよ」「あぁ…そのことなんだけど…ルビスが居るらしい塔に行ったんだけど…ルビス様は居なかったらしいよ…」「そんな…はっ!まさかイジタが…」「その可能性は十分にあるね…」「よし、今すぐゾーマを倒しにいきましょう!」「うん!」「よーし、そういうことならもちろん俺たちもついて行くぜ(キリト)」「それじゃあ出発です!目指すはゾーマ城」「「「おー!」」」

こうして僕たちはラーミアの背中に乗り、ゾーマ城へと向かったのであった…「次回から急展開祭り!」

補足説明

まず、この小説における注意点は、イマジネーターなどのオリジナルキャラクターが居ることです。(ひかり君や僕、部活の後輩にタタフロイン、エタルガ、ユハルミ、月詠みの剣、蝶舞いの剣)さらに、原作の設定から逸脱してるものがあります。(例えば、6つのオーブに覚醒機能なんて無いし入手経路も違う、さらにアレフガルドにラーミアは連れてこれない、おうじゃの剣のイベントが違う、勇者には扱えない呪文を扱っている、リアクターはあそこまで高性能ではない、カンタダは敵ボスで悪党である、ルビス様は異次元ワープなんてできない等です)これらにぜひともご注意ください。それではようやく物語の序盤が終わりそうなところまで来ましたので、これからもよろしくおねがいします。

第3章 第10話  決戦魔王城

「マヒャドデス!」「ぐあぁーー!!くっ…これが…魔王のじ…つ力か…(僕)」「ふははははっ!どうした勇者よ?まだ私は本気を出していないというのにな」「なん…だと」「ふむ…やはり感情憑依しないと大したことないな…」「くそ…」僕が今、どうしてこのような危機的状況に陥ってるかと言うと…

「これがゾーマ城…(ゴクリ)」「でかいね…(師匠)」「でもこの城、上より地下のほうが広いんでしょ?(アスナ)」「いっその事よ、あん時みてーにラーミアのブレスで一掃しちまえば早くねーか?(クライン)」「それ名案ね!タカラ、そんじゃぁやってみて。(リズ)」「はい、やってみます!それじゃあごほん…ねぇラーミア、あの城にブレスを放って欲しいの、おーねーがーいー(デレデレとオネダリ作戦)」「きゅりゅうぅあぁーー!!(エネルギーを溜めて放つ)」((タカラの無駄に凄い才能に気付いてしまった…))そうしてゾーマ城は廃城となり、地下通路への階段からスタートになったため、かなりのショートカットとなった。「にしても…やっぱ地下だから暗いね…タカラ君だいじょ…ってまたシノンさんにくっ付いてる…(師匠)」「タカラ…よしよし、怖くないよー(シノン)」「うぅ…なんでこんな事に…」「それにしても…いかにもラスボス居ますって感じのダンジョンだね(アスナ)」「そうだな、気を引き締めていこう!(キリト)」「カチッ!(なにかを踏んだ音)」「おぉ、わりぃーわりぃーなんか踏んじまった(クライン)」「ガコン!(床がパッカリ開いた音)」「「「…ん?うわぁーー!!」」」そういうことで、僕たちは落とし穴にまんまと引っかかり、落っこちたのでした。そして、目を開くと…「ふっ…ふっ…ふっ…さすがは勇者一行、秘密の通り道をヒント無しで見つけ出し、あまねく障害を回避しながら我のところに傷ひとつ無くたどり着いたか…」「お、お前がゾーマか!僕の名はタカラ!精霊ルビスに導かれてやってきた勇者である!」「くくくくく、我が名はゾーマ!この世を恐怖で支配する者であり、魔物を統べる大魔王である!これより勇者一行には我の側近達と戦ってもらう、果たして我のところまで辿り付けるかな?では、また後ほど会おう…ふははははっ!」「まて!逃げる気か、ギガデ…」僕はギガデインを唱えようとしたが、突然「ぐぉおおおお!!」という声と共に、魔物が現れた。「なっ!こいつはキングヒドラ!?そうだった、ここからボス3連戦が始まるんだ…」「3連戦!?おいおい…いくら俺たちが大勢居るからて、さすがにきついぞ…(エギル)」「そうだわ!これからの3連戦、みんなをグループ分けして、3体同時に相手をしましょう!(アスナ)」「なるほど、そうすれば効率がいいな、さすがだ元副団長!よし、それじゃあさっそく4つに分かれよう!(キリト)」ということで、みんなはそれぞれ4つのグループに分かれて、それぞれキングヒドラ(おろちの上位互換)バラモスブロス(バラモスの上位互換)バラモスゾンビ(バラモスの転生した姿)そしてゾーマへと立ち向かったのであった…(ちなみにゾーマ隊は僕、師匠、キリト、ユウキ、アスナ)そして、それと同時にこことは違う世界からの来訪者が、この戦いに参戦しようとしていた…

そんなこんなで戦いが開幕した瞬間に、ゾーマからマヒャドデスを喰らって今に至るというわけである………「タカラ君大丈夫!?」「師匠…離れていてください…僕がどうにかして隙を作るので、隙が出来た瞬間にみなさんが使える最高の技を放ってください…」「分かった…でも、無茶はするなよ(キリト)」「ほれ、こちらから行くぞ!」「おっと、ゾーマが来ますね…それじゃあ行きます!」そういって僕は、蝶舞の剣を抜き放ちゾーマ目掛けてレイジ・スパイク(片手剣突進系ソードスキル)を放った、対してゾーマは己の巨体(推定10メートル)を活かしたパンチを放ってきて、僕は一瞬で城の外まで吹っ飛ばされた…(その衝撃はで城は半壊)「よしっ…3人とも、行くぞ!」「「「うん!」」」そうして俺たちはそれぞれソードスキルを発動させようとするが…「いてつくはどう」という名の波動を浴びてしまい、その瞬間剣からソードスキルの光が消えてしまった…「えっ!?」「うそっ!?」「一体何が…」「ふはははは、いてつくはどうはあらゆる力を消し飛ばす…貴様らのソードスキルとやらも例外ではない!」「そんな…せっかくタカラ君が作ったチャンスだったのに…(師匠)」「さぁて…勇者は居なくなったことだし、貴様らをいたぶってくれようぞ…」「エモーショナル・ポジーション・タイプ・フレア!」「「タカラ君!」」「師匠たちに、手出しさせない!」「そうかそうか、ならば守ってみろ!マヒャドデス(ゾーマ)」「メラガイア!(炎系最高位呪文)」そうしてお互いの最高位呪文がぶつかり合い、すさまじい爆発を引き起こした…「2人はどうなった!?(キリト)」「あ、見て!(ユウキ)」俺がすぐさまユウキが指差した方向を見ると、そこには緑の感情憑依に切り替わっているタカラの姿が見えた…「風の力で爆風を防いだんだね(アスナ)」「ふっふっふっふ…さすがは勇者、少しはやるな…しかし、その程度ではこの私を倒す事はできないぞ!「あぁ、分かってるよ!」そして僕は再び隙を作るため、次にベギラゴンを唱えるのと同時にゾーマへと突っ込み、バーチカル・スクエアを発動させた…しかし、そんな安易な作戦では当然敵うはずも無く「いてつくはどう」で打ち消されて再びパンチで吹き飛ばされ、今度は外から城の中が丸見えになったのであった。(当然僕は気絶)だが、僕の狙いは「いてつくはどう」を、師匠たちが攻撃するより先に使わせる事にあったのだ。「3人共、今度こそこの隙に行くぞ!」そう、俺はタカラがゾーマに「いてつくはどう」を使わせた時点で意図を悟り、ゾーマが(まずいっ!)ってな感じの顔をした時点でチャンスが訪れた事を確信した。「ふはははは、やるなぁ…まさかそのような作戦に出るとは…ここは、ひとつ本気を出してしんぜよう…とくとみよ、私自ら生み出した新たな呪文…デス・ヒャフーッル!」すると、なにか物凄い衝撃に襲われ、次の瞬間そこで俺の意識は吹き飛んだ…

「い…いてててて…えっと…はっ!師匠たちは!?」意識が戻った瞬間に僕は飛び上がり、城(だった所)の方を見てみると、そこにはあたり一面万物が凍り付いている世界が広がっていた…「そ…んな…全部凍ってる…ってことは…まさか…」「そうだ…そのまさかで、貴様の仲間は全員氷漬けとなったのだ!」「そう…なら…」「なら?一体貴様1人でなにをするというのだ」「たとえここに居るのが僕1人だとしても、勇者である僕は決して諦めたりなんかしない!世界を救って、いつか全部終わらせてみんなと暮らす…そう師匠と約束した、だから…だから!僕は約束を守るためにも、ここでお前を倒す!」「そんな決意を持ったところで、貴様1人では我には勝てぬぞ!」「勝ってみせる…それこそ、たとえこの身をボロボロにしようとも!」僕がそう心に決め、叫んだとき…まるでその意思に呼応したかのようにシルバーオーブが輝きだしたのだ、そこで勇者はオーブをペンダントに重ね、静かに…かつ大きな声でこう覚醒の言葉を口にしたのであった…「エモーショナル・ポジーション・タイプ・メタリック」すると勇者の周りに無数の金属が現れ、これまでのように覚醒しようとしたその時…「ふはははは!甘い…隙だらけではないか!食らえ、マヒャドデス」「しまった…」そこで勇者は回避も防御もすることが出来ず、氷漬けになったのであった…「勇者とは…こんなにもあっさりと負けるものだったのか…つまらん結果で終わったな…」そうしてゾーマが止めを刺そうとしたしたその時、今度は勇者の腰に装備してあった「おうじゃの剣」が輝きだし、それと同時に大きな魔法陣が空へ現れたのであった…「ん?この光は…ッ!まさか…そんなばかな!」すると魔法陣から神々しい装備をまとった人間が現れ、氷漬けの世界を見るなり腰の剣を抜き放ち、大地へ向けて視界を奪うほどの光を放った…すると驚く事に、たったそれだけで氷漬けになっていた世界は元通りになり、勇者とその仲間たちは自由を取り戻したのであった…

第3章 第11話  神の降臨とおうじゃの覚醒

たった数秒で起きてしまった有り得ない出来事に、ゾーマはただただ驚いていた…「馬鹿な!我の氷を一瞬で溶かすなど、たとえ勇者が本気を出そうとも簡単にはできない…ましてやこれほどの力はあの精霊ルビスぐらいしか持っておらんというのに…ッまさか!!」「あぁ、そのまさかだ…僕は精霊ルビス様!勇者と世界を救うために降り立った神である!」「馬鹿な…まさかルビス!自分の力を根こそぎこのガキに譲渡して降臨させたというのか…なんという賭けに…」「ひかり…君?ひかり君なの!?」「タカラ君!助けに来たよ!」「ありがとう、でも…どうしてこの世界に来れたの?確かルビス様にお願いして生き返ったはずじゃ…」「それがね、一度死んで転界を経験してるから、ルビスの権限があれば行き来できるんだって!そして、僕はルビス様の力を借りてきたって訳☆」「そうだったんだ…」「さぁ…タカラ君、一緒に戦おう!」「うん!」「うおぉー男同士の友情に絆…泣けるじゃねーかー!」「クラインさん…それに師匠!あ、キリトさん達まで…無事だったんですね」「あったりめーよ、にしても…まさかお前さんが助けに来るとはな…(エギル)」「タカラ君のお友達なら、安心だね(アスナ)」「「いいえ、アスナさん…僕たちは友達じゃありません…親友です!」」(ん?なんでタカラはともかく、今現れたばかりのひかりまで、アスナの名前を知ってるんだ?そういえばタカラと会ったばかりの時も疑問に思ったな)「ふはは、まぁいい…ルビスがやってこようが知った事か…まとめて氷漬けにしてくれる」「そうはさせない!さっきも言ったが僕は、お前を倒す!」「そして、今度は僕たちもいるからね、タカラ君1人じゃない!だからきっと勝てるよ(ひかり)」「よし、みんな行くぞ!(キリト)」「「「おう!」」」(なんだろう…決戦の最中だというのに…心が、魂が喜んでる…SAOをクリアした二刀流使いである英雄キリトさん、ルビス様の力を宿して助けに来てくれたひかり君、なら…僕は勇者として…この「おうじゃの剣」の主として相応しい人間になる!)僕が心の中でそう決めた時…実は未完成だった「おうじゃの剣」が輝きだし、今度こそ正真正銘の完成形へとなった…(今まで使かってなかったのは、未完成であることに後々気づいたから)「さぁこい!我が全力をぶつけてくれる!」ゾーマがそういうのと、僕たちが地面を蹴ったのは同時だった。

「せいあぁぁ!やあぁぁ!(キリトがバーチカル・アーク、アスナがシューティング・スターを打ち込む)」「ぐぬっ(ゾーマが怯む)」「えぇーい!おりゃー!(シリカがラビット・バイト、リズベットがライトニング・スマッシュを発動)」「いてつくはどう!」「きゃっ!(シリカ・リズ)」「おらぁあ!どりゃぁー!(クラインが絶空、エギルがワールウィンドを発動させる)」「こうなれば!デス・ヒャ…「ダブルギガデイン!(僕とひかり)」「ぐはっ!(ゾーマ)」「「今です!」」「っとう!えいえい!いやっほう!りゃりゃ!(シノンがテラスト・ジャッカー、ユウキがヴォーパル・ストライク、ストレアがブラスト、フィリアがファッド・エッジをそれぞれ当てる)」「おのれ…ぶはぁーー!(火炎ブレス)」「みんなは僕が守る!おうじゃの剣よ、今こそ眠れし力を解放せよ!」すると剣からすさまじい嵐が吹き出し、ゾーマの火炎を跳ね返した。「ぐおぉお!デス・ヒャフール!」そこでゾーマはあの恐ろしい呪文を唱えようするも、すかさずひかり君が「煌け、輝け、照らしつくせ、ルビスの光!」ってな感じで不死鳥のような形をした光線を放って氷を溶かした。そして、すかさず生まれた隙にレインがダブル・サキュラー、セブンがシグナル・マウス、プレミアがリニアー、アルゴがメタル・クローを命中させる、「ぐふっ…うぅ…っは…(ゾーマ)」するととうとうゾーマが膝を突き、息を切らしたので、「よし、行きますよ師匠…あれ、師匠?」「タカラ…君…(師匠)」「ッ!!ししょーー!!」なんと、師匠がゾーマの指に挟まれていたのであった…「待っててください!今すぐ助けに…「ダメ!きっと今が最高の攻撃チャンス、私のことはいいから…ゾーマを倒して!」「師匠…いいですか、勇者は…決して…どんな状況だろうと!仲間や、大切な人を見捨てたりなんかはしません!そして、何よりも…師匠は僕の師匠です、一番大切な人は絶対に誰にも渡さない、命に代えても守る!」「タカラ…君…(師匠)」「それじゃぁひかり君、ほんの数秒間ゾーマの動きを完全に封じ込めて欲しい、そしたらみんなで一斉攻撃しよう」「おう(全)」僕はそう言うと仲間モンスターを全員召喚して、魔王に勇敢に立ち向かうキングの背中をポンと叩いた。「魔を封じ煌け…ルビスの光!」「ぐっ…あぁ…う、動けん…(ゾーマ)」みんなで一斉攻撃しようとした時、僕はラーミアに乗って空高くまで上がり、落下しはじめたところで「おうじゃの剣」を口で咥え、剣先に月詠の剣と蝶舞の剣を添えて3本同時に能力を発動させた。すると嵐で加速・敵の視界を奪う・武器の重さが消えるの三つの作用により、究極の必殺技が完成した。そしてキリトさんが「スターバースト・ストリーム」をぶっ放し始め、2連横なぎ払い×2にクロス斬り下げ・切り上げ、逆手持ちして連続切り、からの持ち直して大斬撃、そしてワンテンポ置いた左手によるとどめが見事綺麗に決まった。次にユウキさんの「マザーズ・ロザリオ」が放たれ、剣にライトエフェクトでできた紫色の花が咲き誇り、点でクロスを描いた神速で美しい怒涛の10連撃が決まり、最後に全快まで引き絞られて打ち出された11連撃目でゾーマの胸に大穴を開けた。そこでとうとうゾーマは師匠を放し、リズさんたちが受け止める。更に、そこからクラインさんたちがソードスキルを次々に当てていき、キングやアックスたちも特技や呪文をバンバン食らわせていく。すると瀕死まで追い込まれたゾーマは「おおぉぉのぉぉれぇぇ!こうなれば…この身を犠牲にしてでも、世界を凍らせてやるぅぅーー!!」と言うなり体内の魔力を暴走させ始め、風船のように膨らみ始めた。僕は彗星のように落下し「諦めろゾーマ!お前の野望は、こぉれぇでぇぇ…おわぁりぃだぁぁぁーー!!」と言って今まさに青い光を放って爆発せんとするゾーマの心臓に、恐らく音速近い速度で3本の剣を突き刺した。(ちなみに僕は、剣を突き刺した時点で超大なGとショックにより気絶してます)そして、ついに…ゾーマとの戦いは、勇者の奮闘により幕を閉じたのであった。

第3章 最終話  願いと希望、別れと帰還

「…ぁから君、タカラ君!!起きて、起きてよ!」「う、うーん…誰ですか…んもー後10分だけ…」「タカラ!いつまでもリーファに心配かけてないで、はよ起きんかい!!」「はっ、はぁい!!」「やっと起きたわね…まったく…なんだかこういうところはキリトに似てるわね…(リズ)」「なんだよリズ、俺はそんなに寝ボスケじゃないぞ(キリト)」「まぁ…とにかくよ、今はーゾーマを倒せてタカラが無事だったんだから、それでいいじゃねーか(クライン)」「倒した…んですか、僕がゾーマを?」「そうだ、最後のは見事だったぞ(エギル)」「うん、とってもかっこよかったよ!(師匠)」「ッ…師匠!無事でしたか…よかった」「タカラ君やお兄ちゃんたちが助けてくれたおかげだよ(師匠)」「あれ…そういえばひかり君はどこにいきましたか?」「ひかりさんなら、時間制限だのどうだの言って魔法陣を使って帰りました(シリカ)」「伝言ヲ預かってルゾ、「タカラ君…魔王討伐おめでとう。僕は能力の時間切れで元の世界に戻るけど、いつかきっとまた会おうね、今度は…こっちの世界で…」だそうダヨ(アルゴ)」「そっか…そうですか…よし、一刻も早く次の世界に…ん?あの、師匠…あれはなんだと思いますか?」「何々?うーん…あれは竜だね、それも…ゾーマなんかよりも、とびっきりでかくてめっちゃ強そうなやつ」「ですよね…さて、どうしますか?」「こういうときにするべきことは決まってるじゃない…」「ですねそれじゃあ…」「「逃げよう!!」」「いやいやいやいや待たんか(汗)」「「竜が喋ったーー!!」」「おい!それどころじゃねーぞ、この竜…今…ほんの一瞬でここまできやがったぞ!(クライン)」「ッ!?ってことは…こいつがあの…(キリト)」「神竜…なの?(アスナ)」「いかにも…我の名は神竜、世界が創られるより前から存在し、世界を天より見守りしドラゴンである、そして…今から勇者でありながら異界より参ったそなたに試練と同時にチャンスをやろう…今からアインクラッド第100層に赴き、その世界の支配者に打ち勝って来い…そうすれば、お主に力を授けよう」「な、なんだって!?ラスボス…つまり、たった一人で茅場と戦えっていうのか!?(キリト)」「そんなの無茶苦茶よ!団長は私たちが束になってようやく勝てた相手よ!(アスナ)」「やります…僕、ヒースクリフさんと戦います!」「ダメだよタカラ君!いくらなんでも危険すぎるし、勝てっこないよ!(師匠)」「そうよ、やめなさい!(リズ)」「死ぬに決まってますよ!(シリカ)」「それでも…僕はやります!」「タカラ君…居なくなったりしないよね?(師匠)」「はい、必ず戻ってきます!」「分かった…行ってらっしゃい(師匠)」「それでは、参ろうかね…超転移、アインクラッド第100層紅玉宮(神竜)」(まただ…また、タカラはヒースクリフの存在を知っていて、かつアインクラッド第100層にヒースクリフがボスとして待ち受けていることを知っている…やっぱりまだ謎が多いな)と、俺が考えてると、タカラは最初俺たちが出会った時と同じような魔法陣の中に消えていった。

「アインクラッド第100層(最上階)紅玉宮」

「っと…(着地)ここが、あの…アインクラッド第100層紅玉宮…そして、ここにヒースクリフさんが…」「待っていたよ、異界より参りし勇者君…」「ッ!(声のほうへ振り返る)白いマントに赤い鎧、そして十字が描かれた紅白の剣盾、ということは貴方がヒースクリフさんですね」「いかにも…私がヒースクリフだ、SAOやナーヴギアを開発した茅場明彦という者の電脳意識ではあるがね…そこはお許し願おうか、さて…君がこの城を再び創りあげてくれたようだね、とりあえず感謝するよ(ヒースクリフ)」「え…僕が創ったの?貴方じゃなく?」「違うのかね…私はてっきり、君がSA:Oにやってきた時に創ったのかと思っていたよ…まぁそんなことはさて置き、早速勝負といこうか…安心したまえ、不死属性や管理者権限はこの神聖剣以外は使用しないから(ヒースクリフ)」「僕の目的はご存知なのですか?」「無論、そんなもの知っているとも…新たな力を欲しているのだろう?そういうことなら、見事私に勝利すれば…私の権限全てとその他能力等を差し上げよう」「え!?そんなことして大丈夫なんですか?」「しかしながら、ここで君が敗れれば…キリト君たちはあの世界から帰る事ができないのだろ?ならば、これくらい安い賭けというものだ」「ッ!(そっか!僕がこの世界に連れてきてるから、このまま僕が死ねば師匠は元の世界に帰れない…なら、約束の為にも勝たないと)勝つ…僕は…貴方を倒す!」「さぁかかってきたまえ、私も全力を出させてもらうがね!」こうしてこの剣の世界最後の戦いが始まったのであった。(この人はSAOの設計者…つまり、二刀流を含む全ソードスキルや各種武器の能力まで全部把握しているはず…だから、己の実力だけで勝たねばならない…しかも、神聖剣は攻防一体の管理者専用スキル…特にあの盾は最硬を誇るし、プレイヤースキル自体もキリトさんに匹敵している…果たしてどう勝つ?)「初っ端から考え事かね?剣すら握らずにどうするつもりかね」「こうするんだよ!メラゾーマ!(×2)」「なに!」(そうだ、僕には呪文があるんだ!これならいける)と思っていたが、あの盾はあっさり獄炎を無効化してしまった。(うそ…呪文まで効かないなんて…)「ふふふ、驚いてるようだがこの盾は、たとえ二刀流最上位スキルすら防げる性能なのだよ」「くっ…ならば!」それから僕は、2本の剣をただひたすらに振るい続け、ヒースクリフに僅かでも隙が出来るのを待った…しかし、いつまでも剣を振るっているうちに体力が限界になり、逆に隙を見せてしまった…「ふむ…確かに並みのプレイヤーよりかは実力があるが、キリト君のように一撃一撃が重たくもないし、アスナ君ほどの正確さや連撃の早速さも無い…実に中途半端だ、君は誰から剣を教わったのかな?」「師匠…リーファさんからです…」「ほう…キリト君の妹からか…なら、こう言わせてもらおう…教え方が悪い、そして君には剣の才能が無い…とね」「なん…だと!」「いいかい、どんなに下手でも修練を積めば上手くなることは多い、それでもダメならば先ほどの二つが原因だと考えられる」「師匠は…悪くない!下手な僕が悪いんだ…」「しかし、良き指導者はどんな者でも上手くさせられるというもの…たとえ君の師匠の腕前が良くても、指導の才能は無いという事だ」「…ざけるな」「ん?なにか言ったかね?」「ふざけるな…師匠を馬鹿にするんじゃない!」「ふむ…君はそうやって毎回感情任せに戦っているからこそ、荒ぶる力と強力な仲間の力でなんとか勝てていた…だが、このようになんの変哲も無い普通の戦いをすれば、君はただの弱い剣士…つまり、今の君では私には勝てない…いいかげん現実を見たまえ」「あぁ、貴方の言うとおり今の僕では勝てない…だからこそ、なにがなんでも貴方を倒す!」「決意と意思のみで勝てるほど、私は甘くはない」「それだけじゃない!僕には…唯一無二の剣が3本もある!」「それらの剣どんなに強かろうと、私の盾を打ち破るにはそのおうじゃの剣と同等の剣がもう1つ必要となる、しかし…それ以下の剣2本となると…3刀流でもすれば行けるだろうが、二刀までしか持てない以上私には勝てない」(確かにヒースクリフの言うとおりだ、一体どうすれば…ッ!そうだ…ヒース(略した)の盾が硬いことを利用すればいいんだ)「せぇあぁぁ!!」と叫んだ後、僕は能力解放と共に、二刀流上位ソードスキル「スターバースト・ストリーム」を発動させ、怒涛の16連撃をヒースの盾に当てていった…そして、15・16連撃目が盾に当たった瞬間…それぞれの剣は刀身ごと砕け散り、ようやく僕の意図に気づいたヒースが剣を振りかざすが、視界を奪っているのと剣が砕けたサウンドで位置が分からなくしていた為、僕にはかすりもせずに虚しく空を斬った。「薄々私も君の狙いには気づいてはいるが、念のため聞いておく…一体何をするつもりかね」「こうするんだ…(剣を重ね合わせる)」「なるほど、君の十八番である奇跡とやらで剣を融合させてその剣と同等の剣をつくりだそうというわけか、だがね…いくら君が勇者だとし…ん?なぜ君の剣は輝きを放っているのかね…まさかほんとうにできるとは…ふっ…面白い実に面白い…それでは私もそれに応えるべくオーバーアシストを使わせてもらうとするよ」「あぁ、ボクも全全全力を出す!」すると、その意志に応えたのか、刀身を失っている2つの剣は明るい半月を写した湖畔と月光に照らされて泉を舞う綺麗な蝶がデザインされている一束の美しい剣へと生まれ変わった。「実に美しい剣だね、名前はあるのかな?」「この剣の名は…そうだな…「水滸・月光蝶」とでもしよう。」「見た目通りだが、とてもわかりやすくていい名前だね、それでは第二ラウンドとでも行こうか」「あぁ、僕はこんなところで止まっていられない…一刻も早くあいつを倒すためにもあなたに勝つ!」そうして、僕はおうじゃの剣と新しい剣を鞘から引き抜いた、すると…しゃらぁ~んという涼しげな音と共に縦長く細い刀身が露わになった、そしてお互い剣を構えるなり、ソードスキルを同時に発動させた。ヒースクリフは得体のしれない未知のソードスキル、僕はおうじゃの剣でハウリングオクターブを繰り出し、それぞれのソードスキルの初撃がぶつかり合い、轟音と衝撃波を引き起こす、そしてヒースクリフの剣を水滸・月光蝶で受け止め、僕の剣をヒースクリフは盾で受け止める、そんなやりとりをきっちり8連撃終えた僕たちは、硬直に襲われるが…僕は持ち前の運で見事スキルコネクトに成功し、水滸・月光蝶で、ヴォーパル・ストライクを発動させて、ヒースクリフの盾を持っている腕を根元から吹き飛ばす、「これは驚いた、硬直を回避する手段が存在するとはね…しかし、それは高等技術で容易にできそうでもないが、失敗したときのことは考えてるのかね?」「ッ!…しまっ…た」ザン!という音と共に僕の左腕が吹き飛んだ、「さらばだ、勇者君…(ソードスキルの構え)」(このままだと、間違いなく死ぬ…つまり、師匠たちは元の世界に帰れず、僕も現実世界に戻れず、約束も果たせない…そんなのは)「…ダ…ヤ…ダ…」「ん?」「そんなのは…嫌だーー!!」硬直中なぜかなのにもかかわらず、動けるようになった僕は、ある日師匠から授かった奇跡のOSSの構えを執った。「せぇえぇいぃぃあぁぁー!!」「!!??(この世界の創造者である私すら知らないソードスキル…いや、そもそもなぜ彼は動ける…)」(なぜこのOSSが奇跡のOSSかというと、それはこれから起こることを見ていただければわかる…)僕が咆哮と共に発動させると、剣は緑と黄色という異例のダブル・ライトエフェクトを放ち、それと同時に「たからくーーん!」という声と共に師匠が傍に居た。「ッ!?なぜ君の師匠がここにいるのかね…」「それわね、このOSSは私とタカラ君で放つ2人専用だからだよ!そして私はこの技を打ちたい弟子の為に法則なんて乗り越えてやってきた、まさに…まさに愛の為せる業!」「……愛…か、」「さぁこれで終わりだぁぁ!」「「ラスティング・ボンド!!」」そうして、ぼくたちは無事SAOのラスボスを打倒し、どんなのかは詳しく教えてくれなかったが、様々な能力とアインクラッドの全権限を受諾した僕は、その能力のおかげで元の体を取戻し、当初の目的を達成した…しかし、「ほんとうに…行っちゃうんだね…でも、仕方ないよね…(師匠)」「師匠…いえ、リーファさん…それに、みなさん…ほんとうにありがとうございました…みなさんが居なければ…きっと僕はここまで辿り着けませんでした…特にリーファさん、あなたが僕をあの時助けてくださったこと…本当に感謝しています…それでは、みなさんを元居た世界に転送しますね、さようなら…」「待って!タカラ君…最後に言いたいことがあるの…私、タカラ君のことが…「師匠!その先は…いつか、全部終わらせて僕が帰ってきた時に言ってください…」「うん…わかった、そうする♪それまで待ってるから、必ず戻ってきてね!」「はい!必ずです」(ピカッ!)「さぁ…てと、こっから忙しくなるかな…とりあえず戻るか、転移…現実世界!パァ…「ふぅ…ただいま、現実世界!」

こうして後に銀河の皇となるボクの戦いの始まりが、終わった…

第3章完結…次回…といいたいとこですが、この作品を予定通りに書いていくと頭おかしいくらい長くなるので、カットを超大幅に入れます。そこで数少ない読者からアンケートや感想を頂きたいので、ツイッター(僕の)にDMなどでメッセージくれるとうれしいです(ちなみにこのページはツイッターからしかこれないのでw)

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